こんにちは。すてこけです。
モンステラといえば、穴のあいた大きな葉っぱが特徴的な観葉植物です。
「なんで葉っぱに穴が?」って不思議に思ったことはありませんか?
調べてみたところ、実はその穴には、原産地・熱帯雨林の環境に適応した”進化の知恵”が詰まっていました。
🌴 モンステラのふるさと=中南米の熱帯ジャングル
まずは、モンステラの自生地・環境から見ていきましょう。
モンステラはメキシコからパナマにかけての熱帯雨林やジャングル地帯に自生しています。
ここの環境は次のような特徴があります。
- 背の高い木々に覆われていて光が届きにくい
- スコールと呼ばれる激しい雨が降る
- 高温多湿で乾季がない
このような厳しい環境の中で、モンステラは生き延びていくために”葉に穴をあける”という武器を手に入れたのです。
葉っぱの穴の理由①「光を下の葉に通すため」
モンステラはツル性植物で、どんどん上へと伸びていきます。
そうすると、下にある葉にも光を届けないと生きていけません。
そこで、葉っぱに穴をあけて下葉にも日光が届くようにしているんです。
生きるための進化と言えます。
💨葉っぱの穴の理由②「風を通すため」
大きな葉っぱを持つモンステラ。ジャングル特有のスコールや強い風が吹くと破れてしまいます。
穴があることで風がそこから抜けて、葉へのダメージを減らすことができます。
破れないためにあらかじめ破れている――そんな感じ。
💧葉っぱの穴の理由③「水がたまりにくい」
熱帯雨林では毎日のように雨が降ることも。
葉に水がたまると、カビや病気の原因になってしまいます。
でも、穴があることで水が流れる=蒸れにくい。
モンステラの葉っぱは「不完全」なように見えて「完成形」
葉っぱに穴が開いているって「不完全」なように見えますよね。
でもその環境に適用するように進化した「完成形」。実に理にかなったデザインだったんです。
さいごに
「光を通す」、「風を逃がす」、「雨水を流す」モンステラの葉っぱの穴はジャングルで生き抜くため進化したものでした。葉っぱの穴に太古からのサバイバルの知識が刻まれているのかもしれません。
いかがでしたか?今回は、観葉植物の雑学としてモンステラの葉っぱの穴について調べたことをお伝えしました。
ほなまた。
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