水道水 vs メネデール水のその後|水挿し成功には“サイズ”が重要だった!

コラム/体験談

こんにちは、すてこけです。
以前、ウンベラータの水挿しで「水道水 vs メネデール水」の比較実験をしました。結果はどちらの水でも発根するというものでしたが……。
その“後日談”ともいえる今回のテーマは、水挿しの成功に影響する「挿し穂の大きさ」についてです。
実は、水の種類以上に結果を左右したのは、茎の太さと長さだったんです。
成功した例と失敗した例、それぞれの経過を詳しくお伝えします。

関連記事 >> ウンベラータの水挿し対決!水 vs メネデール水、根が出るのはどっち?

水挿しとは?手軽に植物を増やす魅力的な方法

水挿し(みずざし)とは、植物の枝や茎を水に挿しておくことで、新たな根を出させて植物を増やす方法です。挿し木(さしき)の一種で、土を使わないため、清潔で手軽に始められるのが最大の魅力です。

水挿しの基本的な仕組み

植物は、切断された茎や枝の切り口から、自身の生命力を利用して新しい根を再生する能力を持っています。水挿しでは、この植物が持つ自然な力を引き出し、水の中で発根を促します。水は根の成長に必要な水分と酸素を供給し、また切り口が乾燥するのを防ぐ役割も果たします。

水挿しのメリット

手軽さ: 特別な道具や土を用意する必要がなく、コップと水があればすぐに始められます。

清潔さ: 土を使わないため、室内でも汚れを気にせず楽しめます。虫の発生も抑えられます。

発根の確認: 水中で根が伸びていく様子を直接観察できるため、植物の成長過程をより身近に感じられます。

インテリア性: おしゃれな容器を使えば、水挿し中の植物自体が素敵なインテリアになります。

失敗が少ない: 特定の植物においては、土に挿すよりも水挿しの方が発根率が高い場合があります。

成功と失敗の境目

成功した株

水道水②

状況: 茎がしっかりしていて、節もある程度ある苗
•結果: カルス形成→発根→発芽
•ポイント:
  茎の太さと長さがカギ
 1週間くらいでカルス形成。
 2週間で発根、発芽。

カルス」って?
挿し穂の切り口に形成される癒合組織のことです。人間でいうと、切り傷をふさぐカサブタのようなもので、切り口を保護し、そこから根を発生させる役割を担います。

失敗した株

水道水③

水道水 vs メネデール水の比較実験で、2週間後に天芽が発芽しましたが、3週間後にはしおれてしまい、最終的には黒く変色して枯れてしまいました。発根は見られず、カルス(発根の前段階)も形成されませんでした。

私なりの結論

ある程度の大きさが必要。

水挿しの説明で書いた通り、
「切断された茎や枝の切り口から、自身の生命力を利用して新しい根を再生する能力」を持っていますが、小さすぎて力が足りなかったんだと思います。
また、根っこを出す前に新芽を展開させたことも、茎の生命力を使ってしまった要因の一つ。

私の経験から言うと、水挿しに使う挿し穂は少なくとも15cm以上の長さと、ある程度の茎の太さがあると安心です。

さいごに

  • 成功した苗は、長さが15cm以上あり、ある程度の太さがあった。
  • 失敗した苗は、10cm程度で細かった。

これまでこんなに小さな苗で水挿しに挑戦したことがなかったので、今回の結果はとても良い勉強になりました。

実験した数が少ないので、これが正解じゃないかもしれませんが、水挿しをするときの参考になれば嬉しいです。


ほなまた。

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