こんにちは、すてこけです。
植物を育てていると、根腐れさせてしまうことってありますよね?
私もときどきあります。
ぷ~んとドブのような腐敗臭がするあれです。
あの臭いがすると、「やってしまったぁ」って凹んでしまいます。
放っておくと、最悪枯れてしまう「根腐れ」。
今回は、根腐れさせてしまった時にしている我が家の対応方法をわかりやすくご紹介します。
「根腐れ」の症状と見分け方
「根腐れ」とは
文字通り根っこが腐った状態を指します。
水やりのしすぎや、水はけの悪い土が原因で、根っこが酸素不足になり
腐敗菌が増えることで起こります。
放っておくと、症状が進行して最終的には枯れてしまいます。
どうやって見分けるの?
以下の症状がある場合は、根腐れの可能性が高いです。
- 水をあげた際にドブのような臭いがする
- 水をあげてもなかなか乾かなくなった
- 葉っぱが黄色くなった
- 株元や幹がぶよぶよしたり、グラグラする。
私の経験談
アデニウムを根腐れさせてしまったたときは、腐敗臭には気付かなかったのですが、
幹を触るとグラグラしていて、2週間くらい経っても根が張らず、グラグラしたままでした。
対応方法
私は、根腐れが発生した時期によって対応方法を変えています。
我が家の時期別の対応法をご説明します。
春~秋 | 植物が成長期まっただなかの季節の場合
- 用土を十分に乾燥させる(用土が湿っていると根っこを傷つけやすいため)。
- 鉢から出して、根の状態を確認します。
- 黒くなっていたり、ぶよぶよしていたりする根っこを切除します。
このとき、断面に腐っている部分が残っていると再発する可能性が高くなるので、
腐って黒くなっている部分がなくなるまでカットしましょう。
根っこをたくさんカットした場合は、葉もカットして蒸散の量を少なくします。
葉が多いと水を吸う量より、蒸散(水分を葉から出す作用)する量の方が勝ってしまうからです - 傷口を乾燥させます。植物によっては、1週間程度乾燥させます。
癒合剤(剪定後の切り口や傷口に塗布する薬剤)を塗るのも良いですが、私はしていません。 - 新しい用土で植えなおします。
可能であれば、鉢も新しいものにしましょう。出来なければ、綺麗に洗ってください。 - 室内の直射日光のあたらない明るい、風通しの良い場所に置きます。
- すぐに水やりはせず、植えなおしてから4~7日後くらいから行うようにします。
このとき、たっぷりとあげるのではなく、1,2日で乾く位の量から始めて、
徐々に今まで通りに戻していきます。
この辺りは、感覚となりますが、植物の様子を見ながら水やりの量を増やしていってください。
腰水で管理していた場合も、このやり方で水やりを再開します。 - 新芽を展開し始めたら、今まで通りの管理方法に戻します。
ただし、原因が今までの置き場所にある場合は、置き場所を替えるなどの改善が必要となります。
私の体験談
春先に腰水管理しているモンステラ(あえて根詰まりさせている)が、
根腐れしたことがありました。その時の対応方法は…
- 鉢底から出ている根っこが腐っていたので、そこをカットする
- 腰水している水をすてて乾かす
- 3週間ほど水を切る
- 徐々に水やりを再開
- 腰水管理に戻す。
といった流れで対応しました。
なぜ、植え替えなかったというと、メンドクサイというのもありましたが、
鉢の中がほとんど根っこ状態となっていて取り出すのが難しいのと、
逆に植え替えをすることで、弱らせてしまうような気がしたからです。
冬 | 植物があまり活動していない季節の場合
植物の動きが鈍くなっている冬は植え替えをすると弱ってしまう可能性が高いです。
- 水を完全に切って、用土がカラカラになるまで放置します。
- カラカラになってから数日~1週間程度水やりをせず様子見をします。
- 葉っぱが垂れたり、幹が凹んだりなどの水切れサインが出たら、
1~2日で乾く位の水を与えます。 - 2,3を暖かくなるもしくは、新芽が展開するまで繰り返します。
乾燥させても、だんだん元気がなくなってくる場合は、緊急手術が必要です。
鉢から取り出して根っこの状態を確認しましょう(「春~夏」の方法を参考にしてください。) - 暖かくなったら、新しい土で植え替える。
最終手段は『挿し木』!まだ間に合うかも
根腐れは、見た目でわかりにくく気付いたときには、根っこだけでなく、
幹まで腐っていて手遅れということもあります。
そうなった場合、最終手段として挿し木で助かるかもしれません。
腐っていない、枝や茎を15㎝くらいにカットして、水に数週間挿して下さい。
発根したら土に植えてあげてください。
「挿し木」の関連記事 >> ウンベラータを増やそう
予防方法 | 根腐れさせないために出来ること
「根腐れ」の対応方法をお伝えしてきましたが、根腐れさせないことが大切です。
根腐れをさせないために…
- 水はけ、通気性の良い用土を使用する
- 日光を好む植物なら、なるべくお日様に当ててあげる
- 風通しの良い場所におく(サーキュレーター等で風を送る)
- 水・肥料を与えすぎない
私が根腐れ対策で使っている小型扇風機↓
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こぼれ話|腰水管理で根腐れしない理由
根っこが酸素不足になって発生するっていってるけど、
じゃあ、すてこけがしている「腰水管理は根腐れしないの?」と
思われる方もいるかと思います。
たまに、根腐れすることがありますが、
私が行っている腰水管理で根腐れしないのは、以下の2つの理由だと考えています。
理由①:乾湿のメリハリをつけている(乾燥する時間を設定している)
理由②:根っこが水栽培用になっている
さいごに
日々観察をしてあげることで、「根腐れ」に早く気付くことが出来るかもしれません。
早めに対処してあげれば、きっと元気を取り戻してくれますよ。
あきらめずに症状にあった対処をしてあげてくださいね。
ほなまた!
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