鉢の選び方|初心者におすすめの素材と形

鉢の選び方 観葉植物の雑学・ミニ知識

こんにちは!すてこけです。

観葉植物を育て始めたけど、「鉢ってどんな素材を選んだらいいの?」、「どんな形がいいの?」、「たくさんあるけど、結局どれがいいの?」と迷っているそんなあなた!

「初心者には、安くて軽くて割れにくい“プラスチック鉢”がベスト!」――まずはこれを覚えてください!

この記事では、初心者が悩みがちな鉢の素材と形、初心者におすすめの鉢を紹介します。

押さえておこう「鉢の素材」

「鉢」と言っても色々な素材があります。それぞれの特徴を押さえておきましょう。

プラスチック鉢(プラ鉢)

プラスチックで出来た鉢。乾燥に強くない植物や、室内で植物を育てるのにおすすめ。

プラ鉢

写真はダイソーの植木鉢「スクエア型」

  • お手頃価格
  • いろいろな形や色がある
  • 軽い
  • 落としても割れにくい
  • 通気性が悪く、蒸れやすい
  • 夏に鉢内の温度が上がりやすく、根を傷める可能性がある

素焼き鉢(テラコッタ)

素焼き鉢

粘土を焼き固めて作られた鉢。乾燥に強い植物や、外で植物を育てる植物におすすめ。

  • 通気性・排水性に優れている(乾きやすい)
  • 外気温の影響を受けにくい
  • 重い
  • 割れやすい
  • 環境によってはカビが生えることがある
  • 水切れしやすい

失敗談
素焼き鉢でエケベリアを育てていたことがあるんですが、土が乾く速度が速すぎて枯らしてしまいました。うちの環境では合わなかったみたい…

陶器鉢

陶器鉢

素焼き鉢に釉薬(ゆうやく)というガラス質のコーティングを施して焼いた鉢。
乾燥に比較的強く、見た目を楽しみたい植物向け。

  • 高価なものが多い
  • デザイン性が高い
  • 割れやすい
  • 重い
  • 素焼き鉢と比べて、釉薬を使う分、通気性が悪い

各素材のまとめ

各素材の特徴をまとめました。

素材通気性重さ見た目割れやすさ向いている植物
プラ鉢軽い割れにくい乾燥に弱い植物・室内
素焼き鉢重い割れやすい乾燥に強い植物・屋外
陶器鉢重い割れやすい見た目重視のインテリア用途

色々あるよ「形とサイズ」

筒型やスクエア型、深い、浅いなど様々な形やサイズがあります。

様々な鉢

筒型、スクエア型
鉢の高さが口径の70%〜80%程度の鉢。さまざまな植物に適している。

浅鉢
直径に対して高さが1/3〜1/2程度の鉢。根が浅く広がる植物に向いている。

深鉢
縦長の鉢。根を深く張れるため大型の植物や高さのある植物に向いています

サイズ

鉢のサイズは「号」の単位で表します。
1号=3cm になります。

一般的には、
3~4号:テーブルサイズ
5~  :観葉植物としてよく売られているのがこのサイズ
6号以上は、リビングにおいても存在感があるシンボルツリーになる位のサイズになります。

植物に対して「ぴったりサイズ」か「一回り大きいサイズ」を選択しましょう。
あまりにも大きすぎる鉢を選ぶと、土がなかなか乾かず、根腐れの原因となります。

鉢選びの考え方

鉢を選ぶ際にどんなポイントがあるのか確認してみましょう。

ポイント1:どこで育てるの?

その植物の育てる場所は、室内でしょうか?それとも外?

室内で育てる

掃除や水やり(葉水)の際に移動させることがあります。
→ 軽いプラ鉢がおすすめ

外で育てる

風が吹くので倒れることがある。直射日光、雨ざらしなので劣化しやすい。
→ 倒れにくいので素焼き鉢がおすすめ(ただし割れるリスクあり)

ポイント2:育てる植物の性質は?

その植物は乾燥に弱い(水を好む)ですか?それとも強い(乾燥を好む)ですか?

乾燥に弱い植物

水持ちがよく乾燥しにくい素材がよい。
→ プラ鉢がおすすめ

乾燥に強い植物

根腐れする可能性がある。なるべく早く土が乾いてほしい。
→ 素焼き鉢、陶器鉢がおすすめ

ポイント3:おしゃれ鉢が最優先?

育成を優先?それとも見た目重視?

育成を優先したい

ポイント1,2で目的にあった鉢をチョイスし、元気もりもりに育てましょう。

見た目を重視したい

「一点物の鉢を見つけた」、「どうしてもこの鉢を使いたい」場合は、それを使いましょう
その鉢に植えてある植物を見るたびにテンションが上がります!

腰水管理したい?

腰水管理したい場合は、プラ鉢一択です。

「腰水管理」とは、鉢の底から水を吸わせる管理方法で、乾燥を防ぎつつ葉や茎が濡れないメリットがあります。

すてこけのおすすめ|弱点を克服したプラ鉢

私がお勧めするのはプラスチックの鉢(プラ鉢)です!

そして、プラ鉢の中でもおすすめが以下の3つになります。これらの鉢は、スリットが入っていて、プラ鉢の「通気性が悪い」という弱点を克服しています。
そして「安い」、「落としても割れない」、「軽い」と三拍子そろっているところがポイントです。

  • プレステラ75 : 実生株の鉢上げに使っています。
  • プレステラ90 : 種まきや、多肉植物などに使っています。
  • スリット鉢(筒型): プレステラ90以上になったサイズの植物に使っています。

↓おすすめスリット鉢(左:プレステラ75 / 真ん中:スリット鉢 / 右:プレステラ90)

スリット鉢

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スリット鉢はオシャレじゃない → 鉢カバーで対応

「スリット鉢は飾るには、ちょっと…」という方には、鉢カバーをおすすめします。

同じ植物でも鉢カバーによって雰囲気がずいぶん違ってきます。いくつか鉢カバーを用意しておいて、植物や飾る場所、気分などによって着せ替えを楽しむことも出来ますよ!

うちでは鉢カバーを利用して、腰水管理をしています。受け皿と違って水がたくさん入れられるので、夏場の水管理が楽になるんです。

鉢カバーを使うと、通気性が悪くなる点は押さえておいてください。

↓鉢カバーはこんな感じです。

鉢カバー

まとめ

  • 室内なら軽くて扱いやすい「プラ鉢」
  • 乾燥に強い植物なら「素焼き鉢」
  • 見た目重視なら「陶器鉢」も選択肢
  • スリット入りプラ鉢+鉢カバーは見た目と機能の両立!

さいごに:腰水管理の最適

すてこけ おすすめの腰水管理には、「スリット鉢+鉢カバー」の組み合わせが最適解だと思っています。水をたくさん入れられるし、見た目も良き。

育てる楽しさは、鉢選びから始まります!
お気に入りの鉢で、植物ライフをもっと楽しみましょう!

ほなまた!

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