こんにちは!すてこけです。
このシリーズでは、うちで育てている観葉植物のすてこけ流の育て方を1つづつ紹介しています。今回は、「ジュエルオーキッド・マコデスペトラ」がテーマです。
緑色の葉っぱに金色のキラキラした葉脈。魅了されている方も多いのではないでしょうか?

《 基本的な育て方 》
- 直射日光の当たらない明るい日陰で育てる
- 15~25℃が成長適温
- 多湿環境で育てる
- 水苔で育てる
- 寒さが苦手(10℃以上をキープする)
「マコデス・ペトラ」の詳細情報
植物名 | マコデス・ペトラ |
原産地 | 東南アジア(インドネシア、マレーシア、フィリピン、台湾など) |
成長の適温 | 15~25℃。春、秋が成長期です。 |
成長速度 | やや遅い |
環境 | 高温多湿の環境を好みます。 直射日光や乾燥に弱いため、明るい日陰で風通しの良い場所が適しています。 |
すてこけ流の育て方
さて、ここからは私なりの育て方をご紹介します。
育成環境
うちでは湿度を保つために、透明なガラスの容器やプラスチックの容器で育てています。
透明容器での育て方
- まず透明なガラス容器、もしくはプラスチック容器を準備し、そこにハイドロボール(中粒)を1cmくら敷きます。これは、水やりした後の水に鉢が浸からないようにするためです。
- プラスチックの鉢に水苔を使ってマコデス・ペトラを植えつけます。
- 戻した水苔を数センチ鉢底に入れます
- この上に元肥としてマグァンプを一つまみ入れます
- 水苔でマコデス・ペトラの根っこをくるむようにして、鉢に入れます。
- 足りない分の水苔を鉢に追加します。この時、あまりギューってせずにふんわりさせるのがポイント。ふんわりの方が風通りが良いためです。
- 準備したガラス瓶に鉢ごと入れて蓋をします
※うちでは蓋にスペーサーを取り付けて空気の通り道を確保しています。

水苔は、おしぼりくらいの水分量がベスト。ベチャベチャだと根っこが呼吸できずに根腐れの原因となりますよ。
水やり
ガラス容器に入れて蓋をしていると、水苔はあまり乾くことはありません。
霧吹きで表面が乾かないようにしてあげるだけで充分です。
水苔を乾かしてしまった場合は、上から水をかけ流す水やりをします。
この時、容器の底に敷いたハイドロボールが効いてきます。水を捨てなくても水苔が直接水に触れないのです。
冬場に乾燥がひどいときは、ハイドロボール部分がうっすら浸かるくらいの水を溜めて湿度が下がらないようにしています。
日当たり
一年を通して、カーテン越しの光が当たる出窓に置いています。
直射日光に当てると葉焼けして、きれいな葉っぱが台無しになるので気をつけましょう
暑さ・寒さ
熱帯地域原産のため、暑さに強いイメージがありますが、30℃を超えてくると成長が鈍る印象です。
寒さに弱く、15℃以下になると成長が緩慢になって、10℃以下になると弱ってくる印象です。
冬場は20℃前後を維持しています。
風通し
ガラス容器に入れて多湿環境で育てているので、蒸れてしまう可能性がありますので、風通しは大切です。うちでは朝と晩に小型扇風機にて送風して、蒸れないようにしています。
湿度が高いと、下葉が白くなって融けるように枯れることが多いです。
ガラス容器が曇ってて湿度高そうだなぁって時は蓋を開けて、なんか乾燥してそうだなぁって感じたら蓋をする、ゆる管理をしています。
失敗談
梅雨時期に蓋をしたままにしてしまって、下葉を枯らしてしまい、葉っぱが数枚にさせてしまったことがあります。それからは、梅雨~夏の湿度の高い時期は、蓋をずらす、または蓋を外すなど調整していますが、たまに下葉を枯らすことがあります。
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肥料
マコデス・ペトラはあまり肥料を欲しがりません。
うちでは他の植物にあげた液肥が余った時に、規定より薄めてあげています。
失敗談
生育期に肥料をあげていた時期があるのですが、水苔に藻が生えて汚くなってしまいました。
また、成長が早くなったと感じることがなかったので、肥料をあげるのを控えるようになりました。
肥料は、ハイポネックス原液を使っています
増やし方
根っこの出ている節を切って、挿し木することで増やすことが出来ます
- 消毒したハサミやカッターで、根っこが出ている節の下でカットします
- 切り口に癒合剤を塗って乾くまで待ちます
※アロンアルフアで代用することも出来るみたいです - 水苔に植えつけます
- 今まで同様にガラス容器に入れて育てます
さいごに
寒さに弱く、多湿を好むのに蒸れを嫌う。難しそうに思うかもしれませんが、環境さえ整えば、ガラス容器に入れているということもあり、あまり水やり(霧吹き)など、手をかけなくても育ってくれますよ。
ジュエルオーキッドは、マコデス・ペトラ以外にもたくさんの種類があるので、お気に入りの子を探してみるのも面白いかもしれませんよ。
少しでも参考に出来るところがあれば嬉しいです。
ほなまた!
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