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こんにちは、すてこけです。
観葉植物を育てたいけど、「虫が出たらどうしよう」と思われている方も多いと思います。
私も虫が嫌いです。
小さい虫が飛んでいたり、葉っぱや土の上を小さな虫が歩いていたり、想像するだけでもゾッとします。
けど、観葉植物を育てるうえで切っても切れないのが「虫」――とはいえ、正しい管理方法を知っていれば大丈夫!虫が出るのをグッと減らすことが出来るんです。
ただし、観葉植物は生き物ですので、「虫が発生しない」は100%ではありません。発生しにくくなると考えてくださいね。
うちは家族みんなが虫嫌いなので、室内で育てている観葉植物には気を付けています。そんな我が家の管理方法をご紹介します。
虫が出ない観葉植物の土の選び方
虫対策は、用土選びがキモとなります。無機質系の用土を選択しましょう。
観葉植物を植える土には、大きく分けて「無機質系」と「有機質系」の2種類があります。
虫が寄りつきにくい「無機質系用土」

無機質系用土は、石や岩、砂などが原料です。植物の生長に必要な栄養分はほとんど含まれていません。
無機系用土
- 赤玉土(あかだまつち)
- 鹿沼土(かぬまつち)
- 軽石(かるいし)
- ゼオライト
これらの土は、栄養分をほとんど含まないため、虫のエサになるものが少なく、虫が寄りつきにくいという大きなメリットがあります。また、水はけがとても良いので、根腐れ防止にも役立ちます。
我が家では、この無機質系用土をブレンドして使っています。



虫の栄養になる「有機質系用土」
有機質系用土は、葉っぱや木くず、腐葉土(ふようど)など、もともと植物だったものが原料です。
有機系用土
- 腐葉土
- たい肥
- ピートモス
- 黒土
有機系用土は虫が寄ってきやすいので、ホームセンターなどで販売されている一般的な培養土(ばいようど)を購入する場合は、原料に含まれていないか確認してから、購入してください。
観葉植物におすすめの防虫剤
植え替えの時に防虫剤を混ぜ込むのもおすすめの対策です。
我が家では、植え替えをする際に「オルトランDX」を用土に混ぜ込んでいます。

この防虫剤は、根っこから薬効成分を吸収し、植物全体を害虫から守る予防的効果があります。株元にまくことでも効果はありますが、臭いがキツイので用土に混ぜ込むことをおすすめします。
受け皿に溜まった水は捨てる

虫はジメジメとした場所が大好きです。いつまでも受け皿に水が溜まっていると虫の発生源となる可能性があります。水やりをした後は、受け皿に溜まった水を捨てましょう。
と言いつつ、我が家は腰水管理を基本としています。

腰水管理での虫対策のポイントとして、3,4日で水がなくなり、1週間くらいで土が乾くように水の量を調整しています。今のところ、このやり方で虫が大量発生したということはありません。
風通しで虫を防ぐ方法

大切なことなのでもう一度言いますが、「虫はジメジメとした場所が大好き」です。
いつまでも土が乾かない環境だと、無機系の用土を使っていても虫が発生する可能性があります。
植物は葉っぱから水分を蒸散させるので、風が吹くと蒸散のスピードも早まり水分も早く吸い上げます。結果、土が早く乾き根が健康に保たれ、植物が活発に水分・養分を吸収できるので、健康に育ちます。
健康な植物は害虫に強くなります。逆に弱っていると虫が付きやくなります。
我が家では、小型扇風機を1日数時間回して、風通しを確保しています。
数時間だけでも、ずいぶん違いますよ!
こまめに葉水をする

残念なことに、乾燥している環境を好む虫も存在します。ハダニです。
ハダニは水に弱いので、葉水が有効的な対策となります。定期的に葉水をすることで、ハダニの発生を抑えることが出来ますよ。
葉の裏側まで葉水するのがポイントです。
化成肥料を使う
肥料には、大きく、化学(無機)肥料と有機肥料があります。有機肥料は虫が湧きやすいので、化学肥料を使いましょう。

化学肥料
鉱物などを化学的に合成して作られる肥料です。
最大のメリットは、即効性があることと、虫のエサになる有機物を含まないため、ニオイが少なく、虫が発生しにくいことです。成分が安定しており、初心者でも扱いやすいです。
代表的な肥料
- マグァンプ
- ハイポネックス原液
- 微粉ハイポネックス
有機肥料
油かすや米ぬか、動物のフンなど、自然由来のものを原料に作られる肥料です。
植物の生育を助けるだけでなく、土の中の微生物を増やし、土を改良する効果があります。しかし、虫のエサとなる有機物を含んでいるため、虫が寄りつきやすく、独特のニオイがするものが多いです。
代表的な肥料
- 油かす
- 米ぬか
- 鶏ふん
枯葉は取り除く


枯葉は虫にとっての餌や隠れ場所となるため、見つけ次第こまめに取り除きましょう。
初心者でも安心!虫が発生しにくい観葉植物3選
観葉植物を育てる上で「虫」は悩みの種ですよね。でも、植物の特性を知れば、虫の被害をぐっと減らすことができます。ここでは、私が実際に育ててみて、比較的虫がつきにくかった植物を3つご紹介します。
サンセベリア

多肉質な葉に水分を蓄えるサンセベリアは、乾燥した環境を好みます。ハダニなどの乾燥を好む虫がつく可能性もありますが、土が乾燥しているため、コバエなどの発生はほとんどありません。
手入れが楽で、初心者の方でも育てやすい優秀な植物です。
オリヅルラン

ランナーを伸ばし子株を付ける姿が可愛らしいオリヅルランは、その丈夫さで知られています。葉が薄く見えますが、株全体に風が通りやすく、湿気がこもりにくいため、虫がつきにくい傾向にあります。
私も育てていますが、よほどのことがない限り虫を見かけることはありません。
アロマティカス

ミントのような爽やかな香りが特徴のハーブです。この香りは虫が嫌う成分を含んでおり、特にゴキブリやコバエに対する忌避効果があると言われています。
葉が肉厚で、触るとふわふわした手触りも魅力。ただし、株が密集しすぎると風通しが悪くなるため、適度に剪定してあげると良いでしょう。
それでも虫が出たら

どれだけ対策をしても虫が発生してしまう事があります。
「水で洗い流す」、「ピンセットや手で取り除く」、「植え替えする」にて対応しましょう。
我が家では、ハダニが発生した場合、少量であれば水で洗い流しています。
大量に発生した場合や、いくら水攻めしても数日後に発生する場合は、殺虫剤を使います。どうしようもなくなったら、葉っぱを全カットで対応しています。
おまけ:屋外に出していた観葉植物を取り込むときに行う虫対策
我が家では、春から秋にかけて屋外で育てている観葉植物がいます。
屋外は虫の宝庫です。その子達を室内に取り込むときには、虫を持ち込まないように注意が必要です。
我が家で行っていること
- 取り込み1週間前に株元にオルトランDXを散布する
- 取り込み当日、ベニカXファインスプレーを散布してから取り込む。
- 小さい鉢は、バケツに水をはってそこへドボン
さいごに
虫を発生させないポイント
- 無機質系の用土を使う
- 受け皿に水を溜めない
- 風通しを良くする
- こまめに葉水する
- 化学肥料を使う
- 枯葉は取り除く
最初から全部の対策をするのは大変だと思います。
自身がやりやすい対策を取り入れることで、虫の発生を少なくすることが出来ます。やれることからやっていきましょう。
みなさんのグリーンライフが充実したものになれば嬉しいです。
ほなまた!
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