こんにちは、すてこけです。
観葉測物を育てたいけど、
- 部屋に植物を置くと、本当に良いことあるの?
- 初心者におすすめの観葉植物って何?
- 園芸店に行っても何を買えばいいか分からない
と悩んで一歩が踏み出せない方もいるかと思います。そんなあなたに、観葉植物の始め方を丁寧に説明します。
この記事が観葉植物を育てたい方の後押しとなれば嬉しいです。
観葉植物と暮らす前に知っておきたいこと
観葉植物と暮らすメリット・デメリット
観葉植物を育てるメリット
- 育てる喜びがある
新芽が出たり花が咲いたら嬉しいし、枯れてしまったら悲しい。日々の変化に一喜一憂する育てる喜びがあります。長く育てる事で愛着が増して、心を癒してくれること間違いなしです。 - リラックス効果
植物を見ているとなぜかストレスが和らいで、不思議とリラックスできるんですよね。 - おしゃれ空間を演出してくれる
いろんな形や色の観葉植物を置く事で、その空間をおしゃれに演出してくれます。植物にあわせて鉢や鉢カバーを選ぶのも楽しいですよ。 - 空気をキレイにしてくれる
光合成の際に二酸化炭素を吸って酸素を放出してくれたり、マイナスイオンを放出してくれる天然の空気清浄機です。
観葉植物を育てるデメリット
- お世話が必要
植物は生き物です。水やりや剪定、植え替えをなどの世話をしなくてはいけません。最初はお世話したくなる病にかかるかもしれません。私がそうでした。
最初の一鉢を迎え入れたときは、水やりを日に数回したり、頻繁に肥料をあげたりしてしまっていました。今考えると観葉植物にとってはいい迷惑ですね(笑) - 長期間家を空けれない
水やりが出来ないから長期間の旅行とか行きにくくなります。誰かに頼むか、腰水管理で乗り切りましょう。 - 虫が出る
環境や育て方によりますが、コバエやハダニ、アリなどの害虫が発生する可能性がある。
我が家では農薬を使って防虫してますが、使いたくない方は、虫が嫌う匂いの植物をそばに置いて対応しましょう。 - 掃除が面倒
秋から冬にかけて、葉っぱを落とす植物が多くいます、土の上や床に落ちるので都度掃除する手間がかかります。
どこで育てるか考えよう
あなたはどこに観葉植物を置きたいですか?
イメージしてみて下さい。
玄関を開けたら観葉植物がお出迎え、リビングでリラックスしてる時に目に入る観葉植物。キッチンに置いてある小さな観葉植物。
ここに観葉植物があったらいいなぁ。ここに置いたらおしゃれだよな。って場所ありませんか?まずはどこに観葉植物を置きたいか考えてみましょう?
観葉植物を置きたい場所の環境はどんなですか?
置きたい場所が決まったら、その場所の環境を観察してみましょう。
- 日当たりは?一日中陽ざしがある?午前中だけ?
- 風通しは?
- 暑い?寒い?
- 湿度は?
最初の1鉢を迎える準備
置きたい場所、置きたい場所の環境がわかったら、その環境にあった観葉植物を選びましょう。
観葉植物の特性にあった環境で育てることで枯れる確率がグッと低くなりますよ。
初心者におすすめの観葉植物
私が育てたことがある観葉植物の中から、初心者におすすめのものとその特性をご紹介します。
植物名 | 耐陰性 ★が多いほど、暗い部屋でも育ちやすい | 耐暑性 ★が多いほど、暑さに強い | 耐寒性 ★が多いほど、寒さに強い | 耐寒性 ★が多いほど、乾燥に強い(乾燥を好む) | 写真 |
---|---|---|---|---|---|
ポトス | ★★★☆☆(ある程度) | ★★★★☆(強い) | ★☆☆☆☆( 弱い) | ★★★☆☆(ある程度) | ![]() |
ウンベラータ | ★★★★☆(強い) | ★★★★☆(強い) | ★★☆☆☆(やや弱い) | ★★☆☆☆(やや弱い) | ![]() |
モンステラ | ★★★★☆(強い) | ★★★★☆(強い) | ★★☆☆☆(やや弱い) | ★★★☆☆(ある程度) | ![]() |
パキラ | ★★★☆☆(ある程度) | ★★★★☆(強い) | ★★☆☆☆(やや弱い) | ★★★★☆(強い) | ![]() |
アデニウム | ★★☆☆☆(やや弱い) | ★★★★★(非常に強い) | ★☆☆☆☆( 弱い) | ★★★★★(非常に強い) | ![]() |
サンセベリア | ★★★★★(非常に強い) | ★★★★☆(強い) | ★☆☆☆☆( 弱い) | ★★★★★(非常に強い) | ![]() |
アガベ | ★★☆☆☆(やや弱い) | ★★★★★(非常に強い) | ★★★☆☆(ある程度) | ★★★★★(非常に強い) | ![]() |
オリヅルラン | ★★★★☆(強い) | ★★★★☆(強い) | ★★★☆☆(ある程度) | ★★★☆☆(ある程度) | ![]() |
テーブルヤシ | ★★★★★(非常に強い) | ★★★★☆(強い) | ★★☆☆☆(やや弱い) | ★★★☆☆(ある程度) | ![]() |
必要な道具と購入場所
【観葉植物 初心者】まず揃えるべき4つの道具!安く始めるスターターキット
鉢(はち)
初心者にお勧めするのは、プラスチックの鉢です。軽くて割れにくいので、扱いやすいのが特徴です。

選び方のポイント
必ず「底穴」があるものを選んで下さい。
穴が空いていないと、水やりであげた水がそのまま残ってしまいます。水が残っていると土がなかなか乾かず、根が腐る可能性が高まります。
観葉植物に対して大きすぎる鉢も、おすすめしません。小さい植物を大きい鉢に植えると、水が多過ぎてこれもまた、根腐れの原因となります。
おすすめの鉢は、スリット鉢です。
通気性が良いため、根腐れしにくいので、特に初心者の方におすすめです。
他に私がよく使っている鉢は、ダイソーのスクエア鉢です。サイズにもよりますが、3個で100円のものがお気に入りです。


鉢の選び方についてはこちら👇
>> 鉢の選び方|初心者におすすめの素材と形
観葉植物の土

オリジナル用土を作りたい方はこちら👇
>> 初心者でも簡単!観葉植物のオリジナル用土の作り方
選び方のポイント
「観葉植物の土」と書かれているものを選びましょう。
特に「室内用」と書かれているものを選ぶと、虫の発生が少ないですよ。
庭や畑の土は使わないようにしましょう。
水捌けが悪いことが多く、有機物を含むので、虫が発生しやすいです。
私が今まで使ったことのある用土でお勧めは「プロトリーフ室内向け観葉・多肉の土」です。
この商品は、無機質用土で虫が湧きにくく、肥料が含まれています。水をあげると色が変わるのも初心者におすすめのポイントです。
「プロトリーフ室内向け観葉・多肉の土」をチェックする(スポンサーリンク)👇
水やり道具(ジョウロや霧吹きなど)

選び方のポイント
植物の数や大きさ、置き場所のスペースを考えて選びましょう。
0.5〜1リットルくらいのサイズが扱いやすいですよ、
水差しや先端が細いジョウロだと、株元を狙って水があげやすいのでおすすめです。
関連記事
>> 室内観葉植物の水やりに超便利!スタンダードプロダクツの水挿しが神アイテムだった
受け皿


選び方のポイント
鉢の色やサイズにあったものを選びましょう。
鉢と同じコーナーに売っています。
鉢とセットになっているものもあります。
あると便利な「+αのアイテム」
園芸用ハサミ

枯れた葉っぱをカットしたり、バランスが悪くなった枝などをカットする際に使います。
霧吹き

葉にスプレーして、湿度を保ったり、埃を洗い流し、より健康に育てることができます
肥料

植物の成長をサポートするために必要な栄養素を補給するものです。
土入れスコップ

手を汚さずに植え替えができる便利な道具。
観葉植物や道具の購入場所
どこで買う?
買える場所 | メリット | デメリット |
---|---|---|
園芸店 | 品揃えが多い 元気な観葉植物が置いてある 相談に乗ってもらえる | 販売価格が高め |
園芸店
品揃えが多く、元気な観葉植物が売っています。販売価格は高めに設定されています。あと専門店なんで、いろいろと相談に乗ってもらえます。
ホームセンター
パキラ、モンステラ、ポトスなど人気のある有名どころが多く置いてあります。他にも多肉植物、ハーブなどが販売されています。販売価格はお手頃価格となっています。
雑貨屋
パキラ、ガジュマルなどのミニ観葉が置いてあります。おしゃれな鉢に入っているので、そのま飾ることが出来ます。おしゃれ鉢の分少し高めの金額設定です。
100均
ダイソーやキャンドルなどの100均で100〜1,000円で買うことが出来ます。パキラ、テーブルヤシ、サンセベリアなどが売られていますが品揃えは少ないです。
お店によるとは思いますが、あまり手入れされなく弱っている子が多い印象です。タイミング良く入荷直後だとラッキー。
インターネット(Amazon、メルカリ、ヤフオクなど)
ここが一番品揃えが多いです。すでに会員となっている人は不要ですが、会員登録が必要です。
私はたまにメルカリを利用しています。
実店舗で売られているものより、安いものが多くあります。ただし、手にとって見ることが出来ないことや、手元に届くまで時間がかかる等のデメリットもあります。
初心者へのおすすめは、100均です。
今回ご紹介したアイテムのほとんどのものが100均で購入が可能です。まずは、100均で揃えてこだわりが出てきたら買い替えをおすすめします。もし、自分に合わなくてもダメージが少ないですからね。
観葉植物を買う時のポイント
- 置き場所にあったサイズを選びましょう
✅ 背の高さ、横幅は邪魔になりませんか? - 元気株を選びましょう
✅ 枝ぶりは良いですか?
✅ 新芽を沢山展開していますか?
✅ 葉が変色していたり、萎れていませんか?
✅ ハダニ等の害虫は付いていませんか?
基本のお世話と応用編
日々のお手入れ方法
観葉植物を育てるにあたっての基本となるお手入れの方法をご紹介します。
水やり
土が乾いたら、鉢底から水が出るまでたっぷりと水を上からかけ流しましょう。受け皿に溜まった水は、根腐れや虫の発生の原因となるので、捨ててください。
葉水(はみず)
葉水とは霧吹きで、観葉植物の葉や幹・枝に水を吹きかけることです。
これによって、葉の乾燥を防ぐ、病害虫予防となり、より健康に育てることが出来ます。
毎日してあげるのが理想ですが、葉水はしなくても枯れないので、そこまで神経質になる必要はありません。出来るときにしてあげてください。自分のペースでお世話することが観葉植物と長く付き合うコツなんです。
日光・置き場所
ほとんどの観葉植物は、日光が大好きなので、レースのカーテン越しの光が当たる窓辺が理想です。
なるべくお部屋の明るい場所に置きましょう。
肥料(ひりょう)
成長期である(春~秋)に与えましょう。成長が止まる冬の間は与えないのが基本です。
与えすぎると、葉が黄色や茶色に変色したり、葉の先端が枯れたり、株全体が萎れたりする肥料焼け(ひりょうやけ)を起こすのでパッケージに記載されている希釈倍率、使用量を守りましょう。薄めにするのが安心です。
液体肥料(えきたいひりょう)
10日~2週間に1回程度、水やりの際に一緒に与えることができ、手軽に使えるのがメリットです。即効性があり、生育が旺盛な植物に効果的です。
固形肥料(こけいひりょう)
ゆっくりと効果が持続するため、2~3ヶ月に1回程度、土の上に置いて使用します。
肥料の使い分け方法を知りたい方はこちら👇
肥料ってたくさんあるけど違いって?|調べてわかった使い分け
剪定(せんてい)
剪定とは、枯れた葉や伸びすぎた枝葉をカットすることを言います。
剪定によって不要な枝や葉を取り除くことで、風通しがよくなるので、病害虫の発生が抑制され、植物全体の生育が促進されます。
また、樹形を整え伸びすぎた枝を切り、植物の形を整えることで、より観賞価値が高まります。
具体的な選定方法を知りたい方はこちら👇
ウンベラータの剪定
季節ごとのお世話
「春」に行うとよいお世話
成長が活発になる時期です。水やりの頻度を徐々に増やしていきましょう。
- 植え替えや剪定のベストシーズン
根詰まりしていれば植え替えて、樹形が乱れていれば剪定してあげましょう。
これからグングンと成長するので、観葉植物へのダメージが少なくて済みます。 - 肥料を与え始めるタイミング
新芽を出し始めたら肥料を与え始めてもいいサイン。栄養をあたえて元気な株に育てましょう。
「夏」に行うとよいお世話
気温が高く、日差しが強い時期です。水やり頻度をさらに増やして水切れに気を付けてあげましょう。
- 高温多湿への注意
サーキュレーターや小型扇風機などで風を送って蒸れないようにしてあげましょう。 - 直射日光による葉焼け(はやけ)の対策
陽ざしが強いので、遮光をしたり直射日光が当たらない場所に移動させましょう。
「秋」に行うとよいお世話
冬に向けてだんだんと成長が鈍くなってくる時期です。水やりを徐々に減らしましょう。
- 屋外で育てている場合は、室内に取り込むタイミング
最低気温が15℃を下回る日が増えてきたら、そろそろ室内に取り込みましょう。
急に寒くなる日もあるので、早めに取り込むと安心ですよ。
「冬」に行うとよい作業
寒くなるとほとんどの植物が成長を停止し、活動を休止する休眠期(きゅうみんき)に入ります。
水やりは控えめに、乾燥気味に育てましょう。この時期に水をあげすぎて根腐れをさせてしまうことが多いので、要注意です。
- 寒さ対策、置き場所の注意点
少しでも明るい場所にと窓際に置くことが多いと思いますが、注意が必要です。
昼間は日差しがあり暖かくても、夜は窓からの冷気で思っている以上に冷え込みます。
夜になったら、なるべく窓際から離すようにしましょう。
特定植物の育て方
ウンベラータ、パキラ、モンステラ、オーガスタ、ポトスの育て方
- 水やり、葉水
1年を通して、鉢が乾いたらたっぷりと鉢底から水が出るまで上げます。
受け皿の水は捨てずに水を溜めておて腰水管理みたいな育て方をしています。
うちは長い間このやり方で育てているので、環境に根っこがなれているのか根腐れはほとんどしません。置き場所が違っていても、水がなくなってから次にあげるタイミングが異なるだけで、同じ育て方をしています。
葉水は可能であれば毎日すると良いです。私は気が向いたときにするスタイルです。 - 剪定
成長して大きくなりすぎたり、バランスが悪くなったら、枝や葉を剪定します。
私はウンベラータは幹を太くしたいので、春にすべての葉っぱを切ってしまって、室外に出してしまいます。切った枝は水に挿しておけば発根するので増やすことも出来ます。 - 植え替え
大きく育てたい場合は、1~2年(根っこが鉢いっぱいになってきたら)で一回り大きな鉢に植え替えます。これからどんどん成長する春に行うと、調子を崩すことが少ないです。うちではほとんどしません。 鉢を大きくしたくないというのと、根詰まりをしていても問題なく成長しているからです
サンセベリアの育て方
- 水やり、葉水
年間を通して、土が乾いてから3,4日後に鉢底から水が出てこないくらいの量をあげます。受け皿にたまった場合は捨てます。
乾燥を好む植物なので、葉水はほとんどしません。気が向いた時だけしています。 - 剪定
剪定は枯れた葉を切る位しかしません。 - 植え替え
サンセベリアは地下茎を伸ばして増えます。鉢がいっぱいに増えたら、株分けを行います。
関連記事 >>
サンセベリアどれだけ水を上げなくても大丈夫? 夏編:1ヶ月放置してみた観察記録
【注意】ミニ観葉として買ったサンセベリアは、こんなに大きく成長します!
アデニウムの育て方
- 水やり
春~秋は、土が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷりとあげます。受け皿の水は捨てます。うちでは、この時期は室内でなく、室外で直射日光をガンガンに当てて育てています。冬は葉っぱがあれば、上記と同じやり方。なければ月に1回、湿らす程度の水やりをします。
アデニウムは冬に葉っぱを落として休眠するので、休眠した場合はほぼ水をあげません。葉が出てきたら、徐々に水やりを再開します。
アデニウムはハダニが付きやすいので葉水は積極的にします。良く忘れるんやけどね。 - 剪定
春(できれば梅雨まで)に剪定を行います。剪定することで枝数が増え、かっこいい樹形になります。 - 植え替え
春~秋に行います。根っこが鉢底から出てきたら一回り大きい鉢に植え替えます。
アデニウムを種から育てる方法はこちら👇
【実体験】実生アデニウムの育て方|種まきから冬越し・鉢上げまで私の初期管理術
アガベの育て方
- 水やり
春~秋は、土が乾いたら鉢底から水が出るまでたっぷりとあげます。
冬は暖かい部屋(15度前後)なら、春~秋と同じやり方で、15度未満なら、鉢が乾いてから3,4日明けてから鉢底から水が出ない程度の水やりをします。 - 剪定
剪定はしません。 - 植え替え
春~夏の間に植え替えます。根っこが鉢底から出てきたら植え替えのタイミングです。
アガベ・エボリスピナの実生記録はこちら👇
エボリスピナ実生記録(播種~2か月)
植え替え方法
植え替えを行う時期
植え替えは観葉植物の成長期である4月~7月位に行うのが良いとされています。
植え替えは観葉植物にとって手術を行うようなものです。真夏や真冬など環境が厳しい時期だと、植え替え後に回復できずに最悪枯れてしまう可能性があります。
植え替えるタイミング
以下が植え替えタイミングの目安となります。
- 植え替えてから1~2年経った
- 鉢底から根っこが出てきた
- 水をあげてもすぐに鉢底から水が出てこない
準備するもの
- 鉢
- 観葉植物の土
- 肥料(元肥)
- 土入れ
- 割りばし(竹串、ピンセットでもOK)
- 新聞紙(大きめの容器など、土で周りが汚れないように出来るものであればなんでもOK)
植え替え手順
土を乾かしておく
植え替えの1週間くらい前から水やりを控えて用土をしっかり乾燥させておきます。
用土が乾燥していると、植物が取り出しやすくなります。また、根に絡みついた土を払い落とすときに根っこを傷つけずに作業を進められます。
植え替えの準備をする
新聞紙を敷き、使う道具を手元に準備します。
古い鉢から観葉植物を取り出す
ゆっくりと丁寧に取り出しましょう。

取り出せない場合は、無理にひっこ抜かずに、鉢の側面を軽くトントンと叩いたり、プラ鉢であればもんだりしてみましょう。
それでもだめであれば、ピンセットやヘラなどを鉢の側面に差し込みぐるっと一周させて隙間を作りましょう。
どちらの方法でもダメな場合は、鉢を壊す事を考えましょう。
根っこをほぐす
根っこについた土を優しく取り除き、根っこをほぐします。

これにより、新しい用土が入る隙間を確保します。このとき、黒くなって腐っている根っこや、枯れている根っこがあればカットしましょう。
根っこがびっしり張っている場合は、下の方から優しくもんだり、竹串や割りばしなどを使って、取り除いていきましょう。
植物によっては根っこを触られるのを極端に嫌う子もいるので、事前に調べておきましょう。その場合は、無理に崩さずに、根鉢のまま新しい鉢に植え替えます。
鉢を準備する
鉢に土を1/3程度入れます。

植物を入れて、高さを確認し、ちょうどいい高さになるように土の量を調整します。
土の量が決まったら、元肥としてマグァンプを入れます。

市販の用土を使用する場合は、すでに肥料が含まれてる場合がありますので、その場合は不要です。
植えつける
植物が鉢の真ん中になるようにセットしたら、周りに土を入れていきます。

ある程度土を入れたら、割りばしや、竹串で土をつついて根っこの間に用土を入れて隙間がなくなるようにします。こうすることで、水やりの時に用土に均一に水が行き渡るようになります。
鉢のフチいっぱいまで土を入れず1,2cm位(容器の8割くらいまで土を入れるイメージ)は空けておきます。これをウォータースペースと言います。このスペースを確保することで、水やりの際に土が流れ出るのが抑えられます。
水をあげる
植え付けが完了したら、鉢の底から汚れた水が透明になるまで上から水をかけ流します。

たっぷり水をあげることで、土の隙間がなくなり、根っこと土がしっかり密着します。また、通気性や水はけの妨げとなる微塵(みじん)を洗い流すことが出来ます。
植え替え後の注意点
植え替えは人間でいう手術と同じと良く言われています。植え替え直後は安静にする必要があります。
直射日光の当たらない明るい、風通しの良い場所にで2週間程度様子見しましょう。肥料もあげないようにします。
植え替えすると、環境が変わります。植物はその環境に合わせようとして葉が黄色くなったり、葉を落としたりします。あわてて肥料をあげたりせず、見守ってあげましょう。
環境に慣れれば、また新しい葉っぱを出してくれますよ。
さいごに
いかがでしたか?
観葉植物を始めるにあたっての疑問や不安は少し解消されたでしょうか?
この記事では、観葉植物と暮らすことの心構えから、最初の1鉢を迎えるまでの準備、そして日々の基本的なお世話までをすべてご紹介しました。
観葉植物を育てることは、決して難しいことではありません。
完璧に育てようと気負う必要はなく、たまに水をあげ忘れてしまったり、葉っぱの色が変わってしまったりしても大丈夫。
大切なのは、植物の変化に気づき、一緒に成長する過程を楽しむことです。
この記事を読んで、もし「これなら私も始められそう!」と感じていただけたら、とても嬉しいです。
さあ、あなたも観葉植物のある素敵な暮らしを始めてみませんか?
次のステップに進む方へ
この記事で基本的なことはすべて網羅しましたが、もっと詳しく知りたい方のために、それぞれのテーマを深掘りした記事も用意しています。
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