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こんにちは、すてこけです。
観葉植物を育てたいけど、以下の理由で悩んでいる方、それ水栽培(みずさいばい)で解決するかもしれません。
植物を枯らしてしまう原因の多くは「水やり」です。
水やりのタイミング、水の量・・・観葉植物初心者にとっては難しいかもしれません。
そこでおすすめしたいのが「水栽培」。
「土と鉢」を使わず、「水とコップ」だけで育てるので、水やりのタイミングやあげる水の量で悩まなくて済みます。
今回は「水栽培」のやり方をご紹介します。
土栽培との違いを知りたい方はこちら👇
水栽培(みずさいばい)とは
土を使わずに水だけで観葉植物を育てる方法です。
コップや花瓶に水をいれ、そこに観葉植物を入れて育てます。

観葉植物を増やす方法の「水挿し」の延長で育てる感じです。
水栽培のメリット・デメリット
水栽培の5つのメリット
水やりのタイミングを考えなくてよい
水に挿して育てる方法なので、「土が乾燥してから」、「表面が乾いたら」、「鉢を持って軽くなったら」とか考える必要はありません。
水が減ったら継ぎ足し、1週間に1回(または水が濁ったら)全交換と、自分でルールを決めて管理できます。

土から水栽培に変えたばかりのときは、毎日水を交換すると雑菌の繁殖を防げるので安心です。
土と比べて清潔
土と違ってこぼしてしまっても、床や家具を汚す心配がありません。室内で楽しむのに非常に大きなメリットになります。

こぼしてしまっても、拭くだけなんで後始末も簡単ですね。
においがしない
観葉植物を室内で育てる際、意外と気になるのが「土のにおい」です。
特に、水をあげた後の湿った土からは、独特の「土くさいにおい」がすることがあります。水栽培なら、水で育てているので、これらのにおいが発生しません。
リビングやキッチン、寝室など、どの場所に置いても、お部屋の空気をクリーンな状態に保ち、気持ちよくグリーンを飾ることができます。

水が腐るくらい放置している場合は別ですが、においが気になる場所に置けるのがいいですね!
害虫が発生しにくい
植物に付く害虫の多くは、土の中に含まれる有機物(腐葉土など)や、湿った土の環境を好んで発生したり卵を産み付けたりします。
水栽培はこの「土」をなくすことで、害虫が繁殖する場所を根本から絶ちます。特に、室内で厄介なコバエの発生リスクを大幅に減らせるため、「お部屋の衛生面が気になる」という方に最適な栽培方法です。

ハダニやカイガラムシは乾燥を好むので、こまめに葉水してあげると予防になりますよ。
オシャレに飾れる
水栽培の最大の魅力の一つは、ガラスや透明な容器で植物を育てられることです。
土と鉢で隠れてしまう「根っこ」の成長や、水の揺らめきを見ることができるため、まるでアート作品のような涼しげでモダンな雰囲気を演出できます。
オシャレな鉢もたくさんありますが、それとは違ったデザインを楽しむことが出来ます。インテリアにこだわりたい方に特におすすめです。同じ植物でも、土栽培とは一味違う、洗練された空間を簡単に作り出せます。

「オシャレ」。私には無縁の言葉です(笑)
水栽培のデメリット
大きく育たない
土栽培と比べると、水栽培は植物が大きくなりにくいという特徴があります。これは、土に含まれる栄養分や、根を大きく広げるための抵抗がないため、成長のスピードが比較的ゆっくりになるためです。
そのため、「大きく立派なシンボルツリーを育てたい!」という目的には不向きですが、小さな苗を卓上で可愛らしく維持したい場合には、水栽培が非常に適しています。大きくしたくなったら土に植え替えればOK、という選択肢があるのも魅力です。

サイズを維持したい方にはメリットになりますね。
成長速度が遅い
土栽培は、土に配合された肥料や有機物から植物が自力で栄養を吸収します。一方、水栽培で与えられるのは、水に溶かした液体肥料(液肥)のみです。
この液肥は、土の栄養分に比べて濃度や持続性が穏やかであるため、植物はゆっくりと栄養を吸収し、結果として成長のスピードも穏やかになります。

成長が遅いのも、大きくしたくない人にとってはメリットですね。
こまめな水交換
水の全交換は最低でも1週間に1回必要です。旅行などで長期不在にする場合、土栽培より手間がかかることがあります。

何も考えずに水やりをすることが可能になる反面、定期的に水を交換してあげることが必要となります。
コップの掃除
水栽培を続けていると、水中の成分や藻の影響で、容器の内側にぬめりや緑色の汚れ(藻)が付着します。これを放置すると見た目が悪くなるだけでなく、根腐れの原因にもなるため、定期的にブラシなどで掃除する手間が発生します。透明な容器で楽しむ反面、汚れが目立ちやすいという点はデメリットです。

肥料をあげると藻が生えやすいので、私はほとんど肥料をあげていません。
「土栽培」から「水栽培」へ移行方法
水栽培するもっとも簡単な方法は、枝をカットしてそれを、水に挿す「水挿し」です。
けれど、「カットする枝がない」、「土で育てている観葉植物を水栽培したい」という方もいらっしゃるかと思いますので、ここでは、私が土で栽培している観葉植物を「水栽培」に移行する際の手順をシェアしたいと思います。
- 観葉植物
- 水
- コップ
- 根腐れ防止剤(ミリオンA)
- 液肥
- STEP1観葉植物を土から抜き、しっかりと土を落とす。
土を落とす際に、古い根や傷んだ根を取り除きます。
今後、水栽培に適した根っこを出させるので、いま生えている根っこが切れてしまっても大丈夫ですよ。土を落とした後、根に付いた細かい土の粒子を水道水で丁寧に洗い流します。
水で流すことで、後の水が濁りにくく、雑菌の繁殖も抑えられます。
- STEP2コップに水を入れ、観葉植物を入れる。
根をすべて水に浸けずに、根の先端が少し浸かる程度にするのがポイントです。
根っこが呼吸が出来て、根腐れ予防につながります。
あとは、直射日光の当たらない明るい場所で管理しましょう。
「ミリオンA」を入れると根腐れ防止対策が完璧になりますよ👇
リンク - STEP3最初のうちは毎日水を交換する。
土から取り出した根には、土の成分や、水の中では腐敗の原因になり得る雑菌が付着しています。
雑菌を放置すると、水が汚れて濁り、根が酸欠になったり、根腐れを起こす原因になります。新鮮な水に毎日交換することで、この初期の腐敗リスクを抑えることができます。
毎日水換えをする期間(1週間〜10日)を乗り越え、新しい水耕用の根が生えて定着すれば、水の汚れが落ち着いてきます。
新しい根(白い根)が出てくるまでは、出来れば毎日交換しましょう。出来なければ、2~3日でもOKですよ。
- STEP4新しい根っこが出てきたら、水やりの間隔は伸ばしてOK。
白い根がしっかり出てきたら、水が減った分を継ぎ足したり、水が濁ってきたタイミング(大体1週間に1回程度)での水換えで十分になります。
水が長期間入れっぱなしになると、根から出る老廃物や、空気中から入る雑菌が水中に溜まっていきます。これらを放置すると、水が濁り、根腐れやカビの発生の原因となります。また、植物の根の呼吸によって時間と共に水中の酸素が消費されますので、定期的に水を交換しましょう。
「毎週日曜日に水交換」みたいに決めておくと管理が楽になりますよ。
水耕栽培用の根っこが出てきたら肥料をあげましょう👇
リンク
- 最初は毎日水を換える
水の清潔さを保ち、雑菌の繁殖を防ぐことが、発根や根腐れ予防につながる。特にまだ根が出ていない切り口の部分は水が汚れやすい。 - 水の量は少なめに!根の先端だけを浸す
根全体を水に浸さないことが、根腐れを予防する最大のコツ。植物が水中の酸素を取り込み、腐るのを防ぐため、水面から出た部分(茎や葉)で新鮮な空気(酸素)に触れさせる。 - 日当たりの良い「明るい日陰」に置く
成長のために光は必要だが、直射日光は避ける。特に水栽培は器内の水温が上がりやすく、急激な水温の上昇は根を傷めたり、藻が発生したりする原因になるため。
水栽培に適した植物
水栽培は、実は多くの観葉植物で楽しむことができますが、特に生命力が強く、水にも慣れやすいこの4種類から始めるのがおすすめです。
ポトス


生命力が強く、水栽培との相性が抜群です。株から伸びたツルをハサミで切って水に挿すだけで、すぐに新しい根が出てきます。
複雑な手間は一切いらず、お部屋のちょっとしたスペースで気軽にグリーンを増やしたいときに最適です。水に浸した根が涼しげで、キッチンや洗面所など水回りにもおしゃれに飾れます。
オリヅルラン


オリヅルランは、ツル(ランナー)の先にたくさんの「子株」をつけます。この子株を切り取って水に挿せば、高い確率で発根し、新しい株として水栽培をスタートできます。
根の成長が非常に速いので、初めて水栽培をする方が発根の様子を観察するのにぴったりです。
モンステラ


葉の切れ込みが特徴的なモンステラも、水栽培で育てることができます。モンステラは「気根(きこん)」と呼ばれる太い根を出す性質があり、これが水に浸かるとすぐに吸水して、株を支えてくれます。
水の管理がアバウトになっても枯れにくいほどの丈夫さがあるため、存在感のある葉姿を初心者でも比較的簡単に楽しめます。
サンセベリア


サンスベリアは、本来乾燥に強い植物なので、以外に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、葉をカットして水に挿す「水挿し」という方法で水栽培が可能です。
一度発根すれば、土栽培のときと同様に水を頻繁に与える必要がなく、完全に無くなってから数日経っても大丈夫なほどの生命力があります。旅行などで家を空けることが多い方や、水のやり忘れが心配な方にとって、最も管理が楽な水栽培の選択肢です。
さいごに
「水栽培」は室内で観葉植物を育てるのに非常にメリットの多い育て方です。
水やりに悩んでいる方や、忙しくてお世話がなかなかできない方の強い味方でもあります。観葉植物の育て方の1つとして取り入れてみてはいかがでしょうか?
ご自身のライフスタイルにあった育て方で、楽しいグリーンライフを!
ほなまた!
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