こんにちは!すてこけです。
タイトルの「実生」って読めました?(みしょう)って読みます。種をまいて育てた植物を指します。
最近は、メルカリなどで手軽に観葉植物の種を入手することが出来るようになったので、「観葉植物を種から育てたいけど、失敗したら…」、「育てやすい種は?」って思っている方も少なくないのではないでしょうか?
今回は、私すてこけが今まで種まきから育てたなかで、簡単だと思った植物を3つご紹介します。実生をしてみたいと思っている方の参考になれば嬉しいです。
実生生活の沼への第一歩となるかもしれませんよ(笑)
A.おすすめ3種
私の実体験から特にお勧めしたいのは、この3種。
- パキラ
- アデニウム
- アガベ
どれも発芽率が高く、初心者でも育てやすいのが特徴です。特にパキラはぐんぐん育つので成功体験を得やすいですよ。



パキラ
- 発芽率:8~10割
- 播種時期:4~7月(発芽適温:20~25℃)
- 成長が早く双葉から本葉に変わっていくのを見るのが楽しい。
- 発芽率が高く、発芽後も育てやすい植物です。
アデニウム
- 発芽率:7~9割
- 播種時期:5~8月(発芽適温:25~30℃)
- 発芽後も強健。私は、実生して3か月目くらいで直射日光に当てましたが、大丈夫でした。葉っぱは万歳するように上を向きますが…
- ひとこと:初めて塊根植物をそだてるなら、この子がお勧めです。プックリとした幹が特徴的で、大きくなるときれいな花を咲かせます(「砂漠のバラ」って別名もあります)
アガベ(オテロイ)
- 発芽率:7~9割
- 播種時期:5~8月(発芽適温20~30℃)
- 発芽は割と早いですが、その後はゆっくりと成長します
- 成長に時間がかかるのでゆっくりと育てられる人向き
実生のポイント
私のやり方では、パキラとアデニウム/アガベでは播種方法が違います。
今回はおすすめ3選なので、実生のポイントを紹介します。
「パキラ」のポイント
- 容器:ビニール袋
- 土:水苔
- 事前処理:一晩水に浸けておく
- やり方:戻した水苔(おしぼり程度の水分量)に種を包んで、ビニール袋に入れる。
発芽したら鉢に植えつける - 湿度:ビニールの口を少し開けておく
- 光:明るい日陰
アデニウム/アガベ(共通)
- 容器:プレステラなどのプラスチック鉢、それがすっぽり入る蓋つきの容器(タッパーなど)
- 土:無機質系用土(多肉植物用の土でOK)
- 事前処理:一晩水に浸けておく
- やり方:土の上に種を置く(土に埋めない)。水を張った容器に鉢を入れ、蓋をする。
そのまま半年くらい腰水管理で育てる。 - 湿度:発芽まではカビを防ぐため、日中は蓋をずらすか、外しておく。発芽後は蓋を外す
- 明るい日陰
逆に難しかったもの(参考情報)
逆に難しかったものも参考に紹介します。
これらは、「成功体験を積んでから」のチャレンジがおすすめ!
- オペルクルカリア・パキプス : 発芽せず(種の事前処理が難しい)
- コノフィツム・ブルゲリ:発芽したが翌年全滅(育てるのが難しい)
- 亀甲竜:10粒播種して1粒発芽(なぜかうちでは発芽率が悪かった)
最後に:まずは簡単な種から始めよう
実生は楽しい!けど、失敗続きだと萎えます。
次に種から育てようと思っても、「また失敗するかも…」って次に行くのをためらってしまうようになります。私がそうでした。
今回ご紹介したパキラ・アデニウム・アガベは**「楽しい・育つ・見てて飽きない」**の三拍子!成功しやすい種類から始めれば一気に楽しくなります!
成功体験を積んでから、珍奇植物の世界へ踏み出そう
ほなまた!
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