【初心者向け】ウンベラータの育て方|枯らさないための3つの基本と管理法

HowTo・育て方

ウンベラータを育ててみたいけど、枯らさないか心配…。 水やりや日当たりのコツがよくわからない…。

そんな悩みを抱えている観葉植物初心者のあなたへ。

実は、ウンベラータはちょっとテキトーなくらいの管理でも元気に育ってくれる、とっても丈夫な植物です。この記事では、私が、あなたのウンベラータを枯らさないための「これだけは押さえてほしい基本」と、「ズボラさんでも大丈夫な簡単な管理法」を、実体験を交えながら徹底解説します。

難しいことは一切なし!この記事を読めば、「私にも育てられそう!」と自信が持てるはずです。

ウンベラータを元気に育てる3つの基本

日当たり:明るい場所が好き、でも直射日光はNG

ウンベラータは太陽の光をたっぷり浴びるのが大好きです。日当たりの良い場所に置いてあげると、葉の色が鮮やかになり、ぐんぐん元気に育ちます。

ただし、直射日光が強すぎると、葉が焼けて茶色くなる「葉焼け」を起こしてしまうことがあります。特に夏の強い日差しや、これまで暗い場所に置いていたウンベラータを急に屋外に出すときは注意が必要です。レースのカーテン越しなど、柔らかい光が当たる場所がおすすめです。

ウンベラータは耐陰性もあるので、少し暗い部屋でも育てられます。ただし、成長スピードはゆっくりになるため、たまに窓際で日光浴をさせてあげると良いでしょう。

水やり:土が乾いたらたっぷりと

ウンベラータは水を好む植物ですが、「いつ水をあげたらいいの?」と悩む方も多いはず。基本は、「土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと」与えることです。

【季節ごとの目安】

  • 春〜秋(生育期): 土が乾いていたら、水をあげるタイミングです。
  • 冬(休眠期): 成長がゆっくりになるので、水やりの回数を減らします。土が完全に乾いてから、2〜3日経ってから水をあげましょう。

水やりは、土の乾き具合を指で触って確認するのが確実です。

温度と湿度:暖かくて風通しの良い環境を

ウンベラータは、暖かい風通しの良い場所と適度な湿度を好みます。

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【温度】
ウンベラータは、5℃くらいまでは耐えられますが、元気に育つには10℃以上を保つのが理想的です。特に冬は、エアコンや暖房が直接当たらない、暖かい場所に置いてあげましょう。

【湿度】
葉の乾燥を防ぐため、霧吹きで葉に水をかける「葉水(はみず)」がおすすめです。葉水は、葉についたホコリを落とし、ハダニなどの害虫予防にもなります。

すてこけ流!ゆるくてOKな管理のコツ

日光はガンガンに当てて、強く育てる

ウンベラータの葉っぱは、光の強さに応じて変化します。我が家では、春〜秋は屋外に出して、直射日光にガンガン当てています。

最初のうちは葉焼けして葉が落ちますが、その後に出てくる葉は肉厚でゴワゴワとした手触りになり、直射日光にも負けない強い葉っぱになります。この「葉焼け上等スタイル」は、丈夫なウンベラータに育てたい方におすすめです。

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水やりは腰水管理で手間を減らす

室内で育てているウンベラータには、受け皿に水を張っておく「腰水(こしみず)管理」をしています。

常に土が湿っている状態になるため、水やりの頻度が少なくて済み、毎日のお世話がぐっと楽になります。水がなくなったら水を足すだけでOK。

【注意点】
この方法は、室温が20℃前後ある暖かい環境で特に効果的です。寒い時期や日当たりが悪い場所、風通しの悪い場所では、根腐れの原因になることもあるので注意しましょう。

葉水は「やるときはやる」スタンスでOK

ウンベラータは高温多湿を好むので、葉水をすると喜んでくれます。

とはいえ、「毎日何回もやるのは大変…」という方も多いはず。我が家でも、仕事などで忙しい日は葉水ができないこともよくあります。

大切なのは「毎日やらなきゃ」と無理をすることではなく、「できるときにやる」というスタンス。帰宅後にさっと霧吹きをかけるだけでも、葉の乾燥予防や害虫対策になります。

肥料は「気が向いたときに」で大丈夫

我が家では、植え替えの時に元肥としてマグァンプ(固形肥料)を入れています。

追肥は、ハイポネックス(液肥)を水やり代わりに与えることもありますが、これも「気が向いたときに」というテキトーなペースです。

大切なのは、無理のない範囲で、自分がやりやすい方法を続けることです。

季節ごとの管理と、冬前のひと手間

夏越しのコツ:太陽と水を味方につける

ウンベラータを夏に元気に育てるには、太陽の光と水をたっぷり与えるのがポイントです。

窓際や屋外でしっかりと日光浴をさせてあげましょう。

【すてこけ流の水やり】
我が家では、雨の日以外の夕方には水をあげています。時間に余裕があれば、朝にもう一度あげることもあります。このように、その日の状況に合わせて臨機応変に水やりをするのが、元気に夏を乗り切るコツです。

ただし、あまりに気温が高すぎると(35℃を超える日が続くようなとき)、成長速度がゆっくりになることもあります。

冬越しのコツ:暖かく、メリハリのある水やりを

ウンベラータは寒さに弱いため、冬越しにはいくつかのポイントがあります。

【冬越し対策】

  • 室内に取り込むタイミング: 我が家では、最低気温が15℃を下回る日が続くようになったら、室内に取り込むようにしています。
  • 水やり: 成長が止まる冬は、水やりの回数を減らします。土が完全に乾いてから2〜3日経ってから水を与えるなど、乾湿のメリハリをつけることが大切です。

【すてこけ流の水やり】
冬でも新芽が出ているなど、ウンベラータが元気に成長しているようであれば、水やりは今まで通りでも良いと考えています。植物をよく観察して、必要に応じて水をあげるようにしましょう。

  • 葉水: 冬は空気が乾燥しやすいため、葉水を気持ち多めに行うことで、乾燥やハダニの予防になります。

冬前にやっておきたい害虫予防

観葉植物を冬に室内に取り込む前に、害虫予防のひと手間を加えておくと安心です。

1週間ほど前に、根元に浸透移行性の殺虫剤を散布し、取り込む直前に、葉っぱや幹にスプレータイプの殺虫剤を散布することで、植物全体を害虫から守ることができます。

【使用した殺虫剤の例】

  • 根元に散布: オルトランDX
  • 葉や幹に散布: ベニカファインスプレー

※使用する際は、商品の注意書きをよく読んでから使いましょう。

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ちょっとした失敗談

ここからは、観葉植物歴の長い私でも経験した失敗談を2つご紹介します。もし同じような状況になっても、「これくらい大丈夫!」と安心してもらえたら嬉しいです。

剪定せずにほったらかしたら、天井に届いていた話

仕事が忙しく、観葉植物のお世話をさぼっていた時期がありました。気がついたら、天井まで届くほど大きく育っていて、葉っぱが天井に這うように曲がってしまっていたんです。

剪定をせずに放置していたのが原因です。その当時は剪定をする勇気がなかったのですが、あわててネットで調べ、思い切ってカットしました。

ウンベラータは剪定をしても、また新しい芽が出てきます。もし大きくなりすぎて困ったら、怖がらずに剪定してみてくださいね。

水やりをさぼって、葉っぱが「だら~ん」

これは、まだ腰水管理を始める前の話です。

観葉植物への情熱が薄れ、2週間くらい水をあげなかったら、ウンベラータの葉っぱが力なく垂れてしまいました。慌てて水をあげたところ、なんとか元気を取り戻してくれました。

ウンベラータはとても丈夫な植物です。多少の水切れでもすぐに枯れることはないので、もしうっかり水やりを忘れてしまっても、大丈夫。「ごめんね」と声をかけて、水をあげてみてください。

さいごに|あなただけの「正解」を見つけよう

いかがでしたか?これが、私のウンベラータの育て方です。

観葉植物の育て方は、決してひとつではありません。

大切なのは、「完璧にやらなきゃ」と気負うことではなく、あなたが無理なく続けられる方法を見つけることです。

もし、この記事があなたの観葉植物ライフのヒントになったなら、とても嬉しいです。ぜひ、あなただけの「正解」を見つけて、ウンベラータとの暮らしを楽しんでくださいね。

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ほなまた!

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