エボリスピナ実生記録(播種~2か月)

エボリスピナ実生チャレンジ_アイキャッチ 実験・チャレンジ

こんにちは。すてこけです。
葉の先端の長い棘が特徴的なアガベ・ユタエンシス・エボリスピナの実生記録をまとめました。

私自身、エボリスピナは初めて実生です。
発芽率はどれくらいなのでしょうか?、どれくらいで発芽するのでしょうか?、発芽の成長速度は?
そして、果たして陽炎(棘が90度以上うねっている個体のこと)が出るのでしょうか?

これからエボリスピナを種から育てる方の参考になると嬉しいです。

種の購入

種はいつもお世話になっているSeedStokより10粒購入。
おまけで+2粒。計12粒。

播種(2025/4/12)

①用土の準備
自分でブレンドした用土(軽石(小粒)、鹿沼土(小粒)、赤玉土(小粒)=2:1:1)をダイソーのスクエア鉢に8割入れ、その上に赤玉細粒を1割入れる。その後、汚い水が出なくなるまで上から水をかけ流して準備完了。

発芽後そのまま育てる予定なので、種まき用の用土ではなく、自分でブレンドした用土を使っています。

②播種(種まき)
播種といっても、準備した用土の上に置くだけです。
今回はメネデール希釈液には浸けずにそのまま蒔きました。

播種後の管理方法

●置き場所
出窓のレース越しの日差しの当たる場所に保管します。


●管理方法
腰水管理。芽が出るまでは保湿の為、ビニールを被せておきます。
水が少なくなったら水を追加し、霧吹きで湿度を保つように管理します。
芽が出そろったらビニールを外して、引き続き腰水にて管理していく予定です。

また、ビニールを外したら、湿度を保持するために霧吹きもします。

播種2日後(2025/4/14)|早すぎる発芽

なんと2日で3粒が発芽しました!発芽の速さにビックリ!

播種7日後(2025/4/19)|まさかの発芽サプライズ

嬉しい誤算がありました。それは写真の右下。あまりにも小さかったので、種の欠片かな?と思っていたんですが、「まぁダメもとで」と蒔いておいた種が発芽していました!

これで生えそろったと思います。13粒中11粒が発芽(1粒はカビが生え、1粒は発芽せず)。
発芽率は84%です。初挑戦としては、上出来な発芽率だと思います。

生えそろったところで、被せていたビニール袋は取りましたが、腰水は継続中。

播種2週間後(2025/4/27)

真ん中の子が☆になってしまいましたので、10株になりました。

種の殻はまだ外れない様子。
レース越しの光が当たる場所においているのですが、これは徒長(光が足りずに間延びすること)なのでしょうか?ヒョロッとしているのが気になります。

まだまだ、腰水は継続中。

播種約2か月後(2025/6/8)

少し時間が空いてしまいましたが、その後は、脱落する苗もなく着実に成長しています。

頭についていた種の殻が取れてきました。本葉も出てきています。そしてその葉には鋸歯(葉の縁にあるノコギリ状の刺)がうっすらと見えます。
左上と左下の子が倒れてしまっているのが気になるところ。このまま何事もなく育っておくれよぉ。

そして、嬉しい誤算だった種から発芽した子。だめもとで撒いたから、株同士がくっついてしまっています。個別に植え替えるにしても小さすぎるので、もう少し見守ることにしよっと。

2か月後画像

今後の育成方針

引き続き、窓辺のレース越しの光が当たる場所で管理する予定です。
まだまだ小さい苗なので、外で直射日光に当てるのはしないつもり。

腰水については、このまま冬くらいまで継続しようと思っています。

さいごに|発芽率は高いが、その後の成長は遅め

  • 発芽率は84%
  • 播種後2日目から発芽し、1週間で生えそろう
  • 播種後1か月くらいで本葉が出始める
  • 発芽後の成長速度は遅め

初めてのエボリスピナの実生チャレンジは、想像以上に発芽が早くて驚きでしたが、その後の成長はとてもゆっくり。日々の変化も小さいので、「これで合ってるのかな?」と不安になることもありました。

でも、小さな本葉にうっすら鋸歯が見えたり、種の殻が外れたりと、少しずつですが確実に育っている様子を見ていると、愛着もひとしおです。

まだ陽炎は出ていませんが、将来この子たちにあの独特のシルエットが見える日を楽しみにしています。

まだまだ手探りではありますが、これからも腰水での管理を続けつつ、大きく育ってくれるのを気長に見守っていこうと思います。

この記事が、これからエボリスピナを実生で育ててみようかな、と思っている方の参考になれば嬉しいです。私と一緒に、ちょっと気長なアガベ育成ライフ、楽しんでいきましょう!

ほなまた!

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