【実体験】実生アデニウムの育て方|種まきから冬越し・鉢上げまで私の初期管理術

実生アデニウムアイキャッチ HowTo・育て方

こんにちは、すてこけです。

今回は、私が大好きな塊根植物アデニウムをご紹介します。

アデニウムは、別名「砂漠の薔薇」と呼ばれています。
鮮やかな花とぷっくりとしたユニークな幹で人気な観葉植物です。

この植物は育てやすいので、これから塊根植物を育てたいと思っている方におすすめです。

「実生って難しそう…」いえいえ、アデニウムは発芽率が高いので、想像されているより簡単に芽が出てきますよ。

写真が少なくて申し訳ないのですが、私の数年間の実体験に基づいた具体的な管理方法を、言葉と図解で余すことなく解説します。

まずは種まきの基本を知りたい方は、こちらの記事も参考にしてくださいね!
>> 塊根植物の種、ぎゅうぎゅう蒔いてみた!

種まきの準備と用土のポイント

用意するもの

  • アデニウムの種
    私はシードストックで買っています。
  • 用土
  • 腰水するための容器
  • 元肥
  • 防虫剤
  • 土入れ
  • 手袋
  • ピンセット
  • サランラップ

種を水につけて、発芽率向上

メネデールを100倍希釈した水に一晩つけます。

写真がなかったので、パキプスの種を漬けた時の写真をイメージとして載せておきますね。

メネデールがなければ、水だけで大丈夫です。

アデニウムの種を水に浸けるのは、種子の吸水を促し、発芽率を高めるためです。
水に浸けることで種子の外皮が柔らかくなり、発芽に必要な水分を吸収しやすくなります。
これにより、種子がより早く、より確実に発芽する可能性が高まるのです。

初期育成のキモ!用土の配合

用土はオリジナルブレンドの水捌けの良い用土を使っています。

オリジナルの用土の作り方
>> 初心者でも簡単!観葉植物のオリジナル用土の作り方

この土を鉢の6〜7割位入れます。この時、元肥としてマグァンプと虫対策としてオルトランを混ぜ込んでおきます。
その上に赤玉土の細粒を1〜2cm入れて苗床の完成です。

発芽後1年ほどそのまま育てるのでこのような苗床にしています。

発芽後に鉢上げしないので、細くて細かな根っこを傷つけることがないのが良いところです。

種まき

苗床が出来たので、早速種を蒔いていきましょう。

といっても簡単です。
ピンセットを使って、苗床の上に置くだけ。上から土は被せません。
ね、簡単でしょ?

アデニウムの種

あとは、発芽するまで、ラップで蓋をして、深めの容器に水を張って、そこに鉢を入れておくだけです。

置き場所は、屋内の直射日光の当たらない明るい場所。

2〜7日くらいで芽が出てきます。
発芽したらラップは取ります。徒長を防ぐためです。

こちらはアデニウムになります。

発芽〜夏越しまでの管理術

腰水管理で安心夏越し

塊根植物とはいえ、発芽したての苗は、成長した苗と違い水分を蓄えておく力が弱いので、腰水管理で育てます。

アデニウム腰水画像
こちらは、今年の2月に蒔いたアデニウム

これで夏の暑い日でも水切れの心配はありません。

春から屋外へ!日差しを味方につける

私は播種したその年から、屋外管理を開始します。

最低気温が15℃を下回らなくなったら、外に出すサインです。

アデニウム

屋外では遮光せずに直射日光にガンガンに当てます。
徒長をさせたくないのと、太陽の光をいっぱい浴びて元気な苗に育てるためです。

私は一日中日光が当たる場所に置いています。
ちょっとスパルタな育て方かもしれません。

冬越しも怖くない!室内管理のコツ

室内へ取り込むタイミングと環境

最低気温が15℃を下回るようになったら、室内に取り入れます。もう少しもう少しと、粘らないことがポイントです。急に冷え込む日もあるので、早めの取り込みが安心です。

アデニウムは寒くなると葉を落として休眠期に入るのですが、播種した年の冬だけは、少しでも成長させたくて休眠させずに育てています。

南向きの出窓に置いて、1日を通して室温を20℃くらいをキープするようにしているだけです。

冬の水やりは続ける!腰水からの卒業

室温が20℃あれば休眠しないため、水やりを継続しますが、室内は屋外と比べてると光量が少ないので、徒長しないようにこのタイミングで、腰水管理を卒業して土が乾いたらたっぷりとあげる水やりに移行します。

翌年の春に!待望の鉢上げ

寒さが和らいできた春先に植え替えを行います。

植え替えする前に、鉢の用土をよく乾かしておくと根っこを傷つけにくくなりますよ。

まずは、鉢と用土を準備しましょう。
鉢は、2.5寸くらいのサイズがちょうどいい感じです。

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用土は、種まきの時と同じ、オリジナルブレンドの用土を使用します。
今回は、赤玉細粒は使いませんよ。
軽石を含んだ用土画像

次に鉢からアデニウムを取り出します。
この時根っこが絡まっているので、優しく取り分けます。

用意した鉢に用土を1/3ほど入れて、マグァンプ、オルトランを入れます。
そして、真ん中にアデニウムをセットして周りに土を入れます。

植え終わったら、上から水をかけます。
この時、濁った水が鉢底から出なくなるまでかけ流すことで、微塵が流れます。

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室内の明るい窓辺で管理します。
その後、最低気温が15℃を超える日が続くようになったら屋外へ。

さいごに:アデニウムとの暮らしを楽しもう!

私の実生アデニウム初期管理ルールまとめ

  • 播種は1鉢にまとめて、鉢上げせずにそのまま育てる
  • 用土は育成用ブレンド+赤玉細粒の2層構造
  • 夏までは腰水管理
  • 最低気温15℃を超えたら屋外、遮光なしの直射日光で
  • 15℃を下回るようになったら室内へ取り込む
  • 冬でも室温20℃以上&水やり継続で休眠させない
  • 翌年春に、ひとつずつ鉢上げする

アデニウムの実生って意外と簡単なんですよ。

私が育てているアデニウムはまだ花を咲かせたことはありません。
花を咲かせることが今の目標なんです。

種から育てたアデニウムが花を咲かせたら感動もひとしお。

みなさんも一緒にアデニウム花咲かせチャレンジしてみませんか?

ほなまた!

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