こんにちは、すてこけです。
皆さんは、園芸店で売られている小さなサンセベリアを見て、「可愛いな」と思って買った経験はありませんか?私も、手のひらサイズのミニ観葉として育てていました。
それが、まさかこんなに大きく成長するなんて、当時は想像もしていませんでした。
この記事の写真は、そのサンセベリアの現在の姿です。なんと86cm!特別な肥料や難しいテクニックは一切使っていません。あることをきっかけに、グングンと成長し、あっという間に部屋の主役になりました。
今回は、なぜこんなに巨大化したのか?その秘密を、私の失敗談も交えてお話しします。「うちのサンセベリアも大きく育てたいな」と思っている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。


失敗から学んだ、セラミス栽培の注意点
もう10年以上前ですが、我が家のほとんどの植物をハイドロカルチャー(水耕栽培)で育てていました。
ハイドロボールを使っていたのですが、セラミスグラニューも使ってみたいと思い、白羽の矢がたったのが今回のサンセベリア・バリキュラス(多分。10年以上前に購入したので名前を覚えていないです。)でした。
セラミスグラニューとは
観葉植物を育てるための土の代わりとなる用土です。ドイツ生まれの、小さなレンガのような粒でできていて、多孔質(たくさんの小さな穴が開いている)なのが大きな特徴です。
セラミスグラニューに植え替えて、数年は枯れることなく、育っていました。
成長はゆっくりで、購入当初からほとんどサイズは変わりませんでした。
ですが、植え替えて数年したところで、葉先からだんだんと枯れてきたのです。
当時の私は、セラミスグラニューでの育て方の知識が乏しく、ハイドロボールと同じように鉢底に数センチほど水を溜めて育てていました。(本来であれば、水はためずセラミスグラニューに水を給水させるのが正解)
完全に間違った育て方(水管理)をしていました。乾燥を好むサンセベリアです。水が多かったのだと思います。
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土植えに切り替えたら、驚くほど成長しました
葉先からだんだんと枯れてきて、株数が少なくなり全滅の危機。「これは大変だ!」とあわてて、土栽培に変えることにしました。
サンセベリアは乾燥を好む植物なので、乾燥気味に育てれば復活してくれるかも?と考えたのです。
これが功を奏したのか、枯れ下がりが止まり、新芽を出してくれるまでに!
その後も、成長が止まらずわずか2年ほどで現在のサイズにまで成長したというわけです。
土に変えてからの育て方
- 土は無機系の用土を使用しています。
- 光の良く当たる窓辺(ハイドロカルチャーの時と同じ場所)に置いています。
- 土が完全に乾いたら水をあげています
- 肥料は、植え替え時に土に元肥としてマグァンプを混ぜんで、その後は数か月に1回気が向いたときにサンセベリア用の固形肥料をあげています。
特別なことは何もしていません。ただ土に植え替えただけ。「土のパワーって偉大なんだなぁ」と身をもって体験した出来事でした。
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土を使いたくないけど観葉植物って育てられる?室内で清潔に楽しめる方法とは
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大きくなったサンセベリアの悩みと解決策
Q1.子株が出なくなりました。どうしたらいい?
A.大きな鉢に植え替えをしてあげましょう。
サンセベリアは地下茎をのばして子株を出します。子株を出すスペースがなくなっている可能性があります。2周りくらい大きな鉢に植えてあげるといいですよ。
スペース的に大きな鉢に変えたくない場合は、株分けをしてあげましょう。

Q2.増えすぎた子株を分けたいのですが、どうやって株分けするんですか?
適期は5月~9月の暖かい時期です。意外と簡単に出来るので、チャレンジしてみて下さいね。
- 株を鉢から取り出し、土を落とします。
※1週間くらい前から水やりをやめて土を乾かせておくこと作業が楽になりますよ。 - 親株と子株をつなぐ地下茎を清潔なハサミまたは、カッターナイフでカットします。
- 切り口を数日乾燥させます。
- 新しい鉢に植える
- 植え替え後2週間くらいは水やりを控えめにし、明るい日陰で管理します。
その後、徐々に通常の水やりに戻していきます。
Q3.大きくしたくない場合はどうすればいいですか?
A.ハイドロカルチャーがおすすめ。
水の管理に気をつければ乾燥を好むサンセベリアでも水耕栽培可能ですよ。
Q4.背が高くなりすぎました。どうしたらいい?
A.カットして葉挿しをしてみましょう。
- 根元からカットし、それを10~15cmの長さに切り分けます。
- 切り口を2,3日乾燥させます。
※傷口から雑菌が入る可能性がありますので十分乾燥させましょう。 - 切り分けた苗の上下を間違えないように、1/3程度を土に挿します。
- 水を与えずに、1ヶ月ほどそのまま置いておきます。
1か月ほどで根っこが出てきます。
葉挿しで増えた株は、親株の模様が消えて、緑色の原種に戻る「先祖返り」が起こることがあります。
さいごに|ミニ観葉という言葉にだまされないで!
いかがでしたか?大きくなる植物がミニ観葉として売られていることがありますので、その植物の性質をまずは確認することが大事ですね。
- 土の力って偉大
- ハイドロカルチャーだと小さくキープできる
- ミニ観葉という言葉にだまされないで
あなたは、サンセベリアを小さくキープしたいですか?それとも、大きく育ててみたいですか?コメント欄で教えてください。
今回紹介したサンセベリア・バリキュラス(スポンサーリンク)👇
ほなまた!
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