徒長ってどんな状態?原因と対策。

徒長アイキャッチ画像 観葉植物Q&A

こんにちは、すてこけです。

観葉植物を育てていると、「あれ?なんだかヒョロヒョロしてる?」と不安になること、ありませんか?それ、「徒長(とちょう)」かもしれません。

徒長ってよく聞くけど、どんな状態を指すの?どうして起きるの?
今回は、徒長の見分け方や原因、対策について、初心者の方にもわかりやすく解説します!

「徒長」ってどんな状態?

徒長(とちょう)とは、植物が光不足や栄養過多などの環境要因によって、茎や葉が不自然に長く伸びて間延びし、全体的にひょろひょろとした状態になることを指します。

幹や枝が細く株全体のバランスが悪く鑑賞価値が下がってしまいます。また、健全な株と比べて暑さや寒さなどの環境変化に弱くなってしまいます。

これって徒長?観葉植物の「徒長」を見分ける7つのポイント

植物の様子をよく観察することが大切です。これらのサインが複数見られる場合、徒長の可能性が高いでしょう。

1.茎(つる)が不自然に長く伸びている

健康な植物は、葉と葉の間隔(節間)が詰まっていて、全体的に引き締まった印象です。

徒長していると、節間が長く間延びし、ひょろひょろと長く伸びた印象になります。特に、光を求めて一方向にばかり伸びている場合は要注意です。
徒長ポトス

例:ポトスやモンステラなどで、つるがどんどん伸びるのに、葉がスカスカについている状態。

2.葉が小さく、数が少ない、まばらに付いている

茎が長く伸びているにもかかわらず、葉のサイズが本来よりも小さかったり、葉の数が少なかったり、まばらにしか付いていない場合は徒長のサインです。

3.葉の色が薄い、または黄色っぽい

光合成が十分に行われないため、葉緑素が不足し、本来の濃い緑色ではなく、薄い緑色や黄色っぽい色になっていることがあります。

4.葉の張りがなく、元気がない

葉がピンと張らず、だらんと垂れていたり、全体的にしおれたような印象を受ける場合も徒長が原因かもしれません。葉が薄く弱々しくなることもあります。
徒長アロマティカス

5.茎が細く、弱々しい

茎が本来の太さにならず、細くて頼りない状態です。自分の重みを支えきれずに、倒れてしまったり、簡単に折れてしまったりすることもあります。
徒長アロマティカス

6.株全体のバランスが崩れている

植物本来の美しい樹形や葉の茂り方が失われ、一部分だけが異常に伸びるなど、全体的な形が不格好になっている場合は、徒長している可能性が高いです。
徒長気味モンステラ

7.以前と比べて姿が変わった、とくに新しく伸びた部分がおかしい

購入当初や、健康だった頃の植物の姿と比べて、明らかにひょろひょろしている、伸び方がおかしいと感じたら徒長を疑いましょう。特に、新しく出てくる葉や茎が上記のような徒長の特徴を示している場合は要注意です。

判断のコツ
一つのサインだけでなく、複数のポイントに当てはまるかを見て判断しましょう。
育てている観葉植物の健康な状態の写真(ネット検索や園芸店の見本など)と見比べてみることが一番分かりやすい判断方法です。

徒長は、植物が「もっと光が欲しいよ!」「環境を見直してほしいな」というSOSを出している状態です。早めに気づいて対策してあげることで、また元気な姿に戻してあげることができますよ

なぜ観葉植物は徒長するの?

徒長する原因は、「光」、「水」、「風」この3つのバランスです。

その中でも一番の原因は「光」不足です。植物は光合成によってエネルギーを作ります。光合成に必要なものは「光」です。十分な光がない健全に育つことができません。

観葉植物を健康に育てるうえで、「光」「水」「風」の3つの要素は、どれか一つが欠けてもいけません。 これらのバランスがとても大切なんです。

私のこれまでの経験から見ても、特に徒長しやすいと感じるのは、こんな環境の時でした。

  • 「光」が少ないのに、「水」をたっぷりあげている。
    光が足りないと植物は水をあまり消費しません。そんな状態で水をあげすぎると、土が常に湿ってしまい、根が呼吸できずに弱ってしまいます。すると、せっかくの光も栄養も吸収できず、さらにひょろひょろになってしまうんです。
  • 「光」、「水」はあるのに「風」が足りていない。
    一見十分なようでも、風通しが悪いと植物は徒長しやすくなります。適度な風は、植物の茎を強くするホルモン(エチレン)の分泌を促したり、葉からの水分の蒸散を助けたりする役割があるからです。風がないと茎が細く頼りなく伸びてしまいがちです。
  • 3つの要素とは違いますが、「肥料のあげ過ぎ」も徒長の原因となることがあります。
    光が不十分な環境で肥料を与えすぎると、葉や茎だけを徒長させ、株全体が弱々しくなる傾向があります。

これらのバランスを意識してあげることで、あなたの観葉植物はきっと健康に育ってくれるはずです。
「光」、「水」、「風」この3つ観葉植物を健康に育てるうえで大切な要素になります。

我が家では、「風」を送るのに小型扇風機を使っています。
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徒長したものは治るの?

「いいえ」徒長は治りません。切り戻して、仕立て直しをしましょう。

今までの環境で仕立て直してもまた徒長してしまうので、環境(光と風)を整えてあげるのもセットで行うことがポイントです。

剪定したら、今までの場所より明るくて、風通しの良い場所で仕立て直しましょう。

肥料のあげ過ぎの場合は、液肥の場合はたっぷりの水で流し、その後は控える。置くタイプのものであれば、鉢から取り除いて下さいね。

切り戻したあとは、新芽の成長を促すために、活力剤でサポートしてあげるのもおすすめです。根や茎の回復を助けてくれますよ。
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徒長させたくないんだけど、どんな対策があるの?

  • 「光」、「水」、「風」の環境を整える。
    明るく、風通しの良い環境に移してあげましょう。植物によって必要な光量や水の要求量も違うので、その観葉植物に合わせてあげて下さいね。
  • 肥料は規定の倍率か、それよりも薄くして与えましょう。
    あげ過ぎは、肥料焼けの原因にもなりますので、薄めが安心ですよ。
    置きたい場所が暗いという場合もあるかと思います。その場合は、育成ライトで補光してあげるのがいいでしょう。

    それも無理な場合は、「水、肥料を控えめにする」か「複数の鉢をローテーション」で徒長する可能性を低くすることが、出来ますよ。

さいごに

  • 茎や葉が不自然に長く伸びて間延びし、全体的にひょろひょろとなってきたら要注意
  • 「光」、「水」、「風」のバランスが大切
  • 徒長したら、切り戻して仕立て直しましょう
  • 肥料は少なめがGood

よく観察して、徒長のサインを見つけたら環境の見直しを考えてあげて下さい。
徒長すると見た目も健康状態も良くないので、植物にあった環境を整えてあげることが大切です。

でも、徒長をさてしまっても大丈夫です!
私も徒長させてしまった時は、切り戻しを行って仕立て直しています。
逆に仕立て直しのチャンスととらえて、切り戻し剪定しましょう。きっと元気な姿を取り戻してくれますよ。

今回の記事が、みなさんのグリーンライフの参考になれば嬉しいです。

ほなまた!

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