徒長させない!初心者のための観葉植物育て方と、徒長しちゃった時の対処法

徒長させないためにしていることアイキャッチ画像 観葉植物の雑学・ミニ知識

こんにちは、すてこけです。

観葉植物を育てている中で、茎がひょろひょろ伸びてしまったり、葉と葉の間が間延びしたりしていませんか? それ、もしかしたら「徒長(とちょう)のサイン」かもしれません。

徒長は観葉植物にとってあまり良くない状態ですが、初心者さんでも予防できますし、もしなってしまっても対処できます!

この記事では、徒長させないための基本的な知識と、私が実践している具体的な工夫、そしてもし徒長してしまった場合の対処法を、初心者にも分かりやすくご紹介します。

徒長ってなに? なぜ起こるの?(初心者向けミニ知識)

徒長とは

徒長している植物のイメージ画像

植物が光を求めて、茎を不必要に長く伸ばしてしまう現象のこと。ひょろひょろとして、見た目も悪くなりがちです。

徒長の主な原因

  • 光不足
    これが一番の原因です! 植物は光合成で育つので、光が足りないと光を求めて伸びてしまいます。
  • 水のやりすぎ
    特に光が足りない環境での水のやりすぎは、徒長を助長します。
  • 風通しの悪さ
    蒸れた環境も徒長につながることがあります。
  • 肥料の与えすぎ
    特に窒素分の多い肥料を与えすぎると、葉や茎ばかりが伸びて徒長しやすくなります。

徒長させないために私が実践している3つの工夫

工夫その1:「とにかく明るい場所」で育てる

植物にとって、光は生きるためのごはんと同じくらい大切なんです!

光がなぜそんなに重要なのか、簡単にいうと次の3つがあります。

  • ごはんを作るため(光合成)
    光があるから、植物は水と空気から自分で栄養(ごはん)を作れます。これが「光合成」です。光が足りないと、おなかが空いてひょろひょろ(徒長)になっちゃいます。
  • 元気な体を作るため(形と色)
    光は、植物がしっかりとした茎を伸ばしたり、きれいな緑色の葉をつけたりするのに必要です。光が足りないと、だらしない体つきになったり、葉の色が薄くなったりします。
  • お花を咲かせるため
    種類によっては、お花を咲かせたり実をつけたりするタイミングを、光の長さで決めています。光の時間がずれると、お花が咲かないこともあります。

だから、観葉植物を元気に育てるには、なるべく明るい場所で育ててあげることが、とっても大切なんですね

光が足りない場所でのローテーション術

我が家の玄関は暗いのですが、ここにも観葉植物を置いています。

徒長対策として、耐陰性のある植物3種類用意して、定期的に明るい場所にローテーションさせています。これで、暗い場所でも観葉植物を楽しむことが出来ます。

関連記事 >> 日当たりが悪い場所に観葉植物を置きたい!ローテーションで解決する方法

南向き出窓の有効活用&光の補給術

南向きの出窓は最高の特等席! ジョイントラックで上下段に配置し、スペースを最大限活用しています。

ジョイントラック

ですが、下段は暗くなりがち……。
そのため、育成ライトではないですが、LEDバーライトを補光として活用しています。
補光が目的なので、育成ライトでなくても十分です。

関連記事 >> 【買ってよかった】出窓の救世主「LEDバーライト」植物育成ライトじゃないけど大満足

工夫その2:小型扇風機で「心地よい風」を送る

観葉植物を元気に育てるには、「光」がとっても大切!というのはお伝えしましたが、もう一つ、忘れてはいけないのが「風」なんです。

「え、風?」と思われるかもしれませんが、実は風通しって、植物の健康な成長と徒長対策に、すごく役立つんですよ!

なぜ「風」が大切なの?

  • 蒸れを防いで病気を予防 🌬️

風通しが悪い場所だと、葉っぱと葉っぱの間に湿気がこもりやすくなります。特に水やりをした後なんかは、土や葉に水分が残ってしまいがち。そんな「蒸れた」状態は、カビや細菌が繁殖しやすく、植物が病気になってしまう原因になります。適度な風は、この湿気を飛ばしてくれて、植物の周りの空気をいつも新鮮に保ってくれます。

  • 根腐れや徒長を防ぐ 💧

土の表面がいつも湿っぽいと、根っこが呼吸しにくくなって、根腐れを起こしやすくなります。根っこが元気じゃないと、植物全体が弱って光合成も十分にできなくなり、結果的にひょろひょろと徒長しやすくなってしまうんです。風は土の表面を乾かして、水やりのしすぎを防ぎ、根腐れと徒長の両方を予防してくれます。

  • 茎を丈夫に育てる 💪

お外の植物は、常に風に揺られていますよね。この「揺れ」が、実は植物の茎を強く、太くする刺激になっているんです。お家の中で風のない場所にずっと置かれている植物は、この刺激がないせいで、ひょろひょろと細く伸びて、徒長しやすくなってしまいます。だから、小型扇風機などでやさしい風を当ててあげることで、自然に近い環境を作ってあげて、丈夫な茎を育ててあげましょう。

私が実践している「風」の工夫

「私は小型扇風機を使い、植物全体にやさしい風を当てています。」

小型扇風機

窓を開けて換気したり、サーキュレーターを回したりするだけでも、空気の流れができて効果がありますよ。

このように、ほんの少し風を意識するだけで、あなたの観葉植物はきっと、もっと元気に育ってくれますよ。

私が使っている小型扇風機はこちら👇
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工夫その3:「肥料は控えめ」が基本

「もっと大きく育ってほしい!」そんな気持ちから、つい肥料をたくさんあげたくなってしまうこと、ありますよね。しかし、実は肥料の与えすぎも、観葉植物が徒長してしまう原因になることがあるんです。

なぜ肥料の与えすぎが徒長につながるの?

特に、窒素(チッソ)成分が多い肥料を与えすぎると、植物は葉や茎ばかりを大きく伸ばそうとします。 これは、光合成で十分に栄養を作れない時に、少しでも光を得ようと、ひょろひょろと茎を伸ばしてしまう「徒長」と同じような現象を引き起こすことがあります。

株全体が丈夫に育つよりも、特定の部分(茎や葉)だけが不自然に伸びてしまうため、見た目が悪くなるだけでなく、全体的にひ弱な印象になってしまいます。

私が心がけていること

私も以前は「もっと大きく!」と思って肥料をあげすぎてしまった経験があるのですが、上には伸びたのですが、枝や茎が細いままでした。それからは「肥料は少なめを心がける」ようにしています。

パッケージに書かれている規定量を守るのはもちろん、特に生育がゆっくりな冬場や、置き場所の光が足りない場合は、さらに控えめにするか、一時的に与えるのをストップすることもあります。

肥料は植物にとって大切な栄養源ですが、「過ぎたるは及ばざるがごとし」という言葉があるように、与えすぎは逆効果になることも。植物の様子をよく観察しながら、適切に与えるようにしましょうね。

もし徒長してしまったら?私の対処法

徒長してしまった場合の具体的な対処法と、ご自身の経験談を交えて解説します。

光の当たる場所へ移動させる

まずはとにかく、もっと明るい場所へ移動させてあげてください。これだけでも変わります。

剪定(カット)する

徒長した部分は、戻ることはありませんので、徒長した部分をカットして仕立て直しを行います。カットすることで、見た目を整え、脇芽を促すことができます

ポトスなど、節がある植物は、節から新しい芽が出てくるので、節の上でカットするようにしましょう。

切り落とした部分は、「水挿し」や「挿し木」で増やすこともできます。

ポトス・エンジョイの徒長から学んだこと

実は、私の西向き窓辺に置いているポトス・エンジョイは、若干徒長気味なんです。
原因は、腰水管理による水のやりすぎと風通しの悪さが重なったためだと推測しています。

徒長気味ポトス画像

今後は、水をあげる量を減らし、乾燥する時間を多くするもしくは、この場所もローテーションで置くかのどちらかで対応しようと考えています。

さいごに

徒長は、植物からの「もっと光が欲しいよ!」というサイン。

今回ご紹介した「光」「風」「肥料」のポイントを意識すれば、初心者さんでも徒長を防ぎ、元気な観葉植物を育てられます。

もし徒長してしまっても、焦らず対処すれば大丈夫!

この記事が、あなたの観葉植物ライフの背中を少しでも押せたら嬉しいです。一緒にグリーンのある暮らしを楽しみましょう!

ほなまた!

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