ダイソーの水苔は使える?ニュージーランド産と5gずつ戻して比べてみた

ダイソーの水苔とニュージーランド産スパグモスのパッケージ比較 実験・チャレンジ

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こんにちは。すてこけです。

ダイソーに水苔が売ってるの、見たことありますか。50g入りで200円(税込220円)です。

私はずっと、ニュージーランド産の「スパグモス」を使ってきました。こっちは150gで1,600円。グラム単価にすると2倍以上の差があります。

それを見て思ったわけです。「ダイソーので済むのでは?」と。でも安すぎて逆に不安にもなる。ちゃんと使えるのだろうか、と。

というわけで、両方5gずつ、まったく同じ条件で戻して比べてみました

もったいぶっても仕方がないので、結論から。
戻したときの量は、ほとんど同じでした。5gがダイソーで45g、スパグモスで47g。
つまり「安いから戻りが悪い」ということはなく、グラム単価の差がそのまま効いてきます。

この記事では、水苔の戻し方もあわせて紹介します。

ダイソーの水苔とニュージーランド産スパグモスのパッケージ比較
左がダイソー(50g・220円)、右がスパグモス(150g・1,600円)

ダイソーの水苔とニュージーランド産、何が違う?

まずはパッケージからわかることを並べます。

※価格は購入時点のものです。時期によって変わる可能性があります。

産地が違いました

ダイソーの水苔はチリ産、一方のスパグモスはニュージーランド産

水苔といえばニュージーランド産が定番なので、ここは素直に違いが出ました。

ちなみにダイソーの水苔、販売元は株式会社プロトリーフという園芸用土のメーカーでした。100均のオリジナルではなく、園芸メーカーがつくったものが並んでいる、ということですね。

グラム単価はダイソーが2倍以上安い。でも──

計算するとダイソーが1gあたり約4.4円、スパグモスが約10.7円。ダイソーのほうが2.4倍ほど安いことになります。

ただ、ここで引っかかることがひとつ。

スパグモスには「150g → 戻すと12L」と書いてあります。でもダイソーには、戻した量がどこにも書いてありません。
水苔は戻して使うものなので、本当に比べるべきは「1Lあたりいくらか」のはず。つまり戻してみないと、どっちが得なのかわからないということです。

これが今回、実際に戻して測ってみようと思った理由です。

袋の中に、枝が入っている

もうひとつ気になったのが、袋の外から見ても枝や葉っぱが入っているのがわかることでした。

ダイソーの水苔の袋の中に見える枝
袋越しに見える枝

気になったので、ダイソーの水苔は50gを全部広げて、見える範囲のゴミを取り除いてみました。出てきたのがこれです。

ダイソーの水苔50gから取り除いた枝や葉
ダイソーの水苔50gから出てきた枝・葉・木片

枝、葉っぱ、木片。けっこうな量です。使う前にひと手間かかる、ということですね。

表面だけで、これほどゴミが入っているということは、グレードは高くないようです。

⚠️ ここはダイソー単独の結果です。スパグモスは今回、必要な分だけつまみ出したので、同じ検分をしていません。だから「どっちがゴミが多いか」の比較にはなっていません。そこは次回、条件を揃えて確かめます。

圧縮ブロックの状態

どちらも圧縮パックです。袋から出すと、こんなブロックの状態で出てきます。

袋から出したダイソーの水苔の圧縮ブロック
袋から出したダイソーの水苔
袋から出したニュージーランド産スパグモスの圧縮ブロック
こちらはスパグモス。同じように袋から出した状態

同じ撮り方で並べると、ダイソーのほうは枝や葉がところどころ見えます。スパグモスは繊維がわりと均一です。ただしブロックの表面しか見えていないので、これも「見た目の印象」までの話です。

おまけ

ダイソーの水苔ですが、包装が雑いみたい。包装袋のつなぎ目に枝が挟まっていました。

繊維を並べて比べてみた

もう少しちゃんと見たかったので、それぞれから何本か抜き出して、トレイに並べてみました。

ダイソーとスパグモスの水苔の繊維を並べて比較
左がダイソー、右がスパグモス

正直な感想を書きます。思っていたほど差はありませんでした。ダイソーのほうにも、じゅうぶん長さのある水苔が入っています。

違いを挙げるなら、スパグモスのほうが色が白っぽく、毛足(葉の量)が多くてボリュームがあること。並べると密度の差がわかります。

においは、どちらも違いを感じませんでした。

ちなみにこの写真、スパグモス側のトレイにも枝が写っています(右上)。ゴミが入っているのはダイソーだけ、というわけではありません。

水苔の戻し方(今回やった手順)

まずメーカーの説明を見てみます。ダイソーの水苔の裏面には、こう書かれていました。

ダイソーの水苔のパッケージ裏面に書かれた戻し方
パッケージ裏面の使用方法

本品は圧縮パックになっておりますが、ご使用前に水に浸すか霧をかけながら静かにほぐし、ふっくらとなるように広げてもどしてください。
手のひらで握って開いた時にふわっともどる程度が一番使いやすい状態です。

浸ける時間は書いてありません。そこで今回は、自分で時間を決めて試すことにしました。

用意したもの

  • 水苔(ダイソー・スパグモス 各5g)
  • 透明カップ 2つ
  • キッチンスケール

水苔の戻し方

STEP1|5gずつ量る

比較するために測ってるだけなので、このSTEPはすっ飛ばしてOK

条件を揃えるため、どちらも同じ5gにしました。カップにラベルを貼って取り違えを防ぎます。

ダイソーの水苔5gを量ったところ
ダイソー 5g
スパグモス5gを量ったところ
スパグモス 5g

⚠️ 家庭用のキッチンスケール(最小表示1g)で量っているので、5gには±1gくらいの誤差があります。実験室の精度ではありません。そこは正直に。

STEP2|水に浸ける

測った水苔をビニール袋に入れて、そこに水を入れます。(だいたい同じ量の水を入れています)最初、下の写真のとおりテープの下側までの水量の水を入れましたが、少し足りなさそうでしたので、もう少し追加しました。

水を入れたら、袋を振って水を水苔全体になじませます。

水でベチャベチャにならないよう、水は少なめにするのが、ふわふわに戻すコツです。ビニール内に水が少し残るか残らないかくらいの水量が目安です。

STEP3|置いておく

ビニール袋の口を縛っって、レースのカーテン越しの光が当たる場所に約4時間置きました。

STEP4|戻り具合を確認する

メーカーの言う「握って開いたときにふわっと戻る」状態になっているか、芯が残っていないかを見ます。

4時間後がこちらです。

4時間浸けたあとのダイソーの水苔
4時間後のダイソー
4時間浸けたあとのニュージーランド産スパグモス
4時間後のスパグモス

どちらも全体に均一に水を吸っていました。芯が残って硬いままの塊は見当たりません。

ただし握ってみると、思っていたほどフワフワにはなっていませんでした。メーカーの言う「握って開いたときにふわっともどる」には、あと一歩という感じ。

というわけで、もう1時間だけ様子を見ることにしました
「半日つける」と書かれることが多い理由が、なんとなくわかった気がします。4時間でも使えなくはないけれど、ベストではないのかもしれません。

文字だと伝わりにくいので、握った感じを動画にしました(音は入っていません)。

ダイソーの水苔を握ったところ
スパグモスを握ったところ

水は少なめがコツって言っておいて、水出てきてますね(汗)
少し、乾いた部分が残るくらいの水の量でもいいかもしれません。

6時間たっても、あまり変わらなかった

さらに2時間おいて、合計6時間。ところが4時間のときとほとんど変わりませんでした。

6時間後のダイソー
6時間後のスパグモス

軽く絞っても水は出ません。でも、ぎゅっと握れば出ます。

ここで気づいたことがあります。「水が出るかどうか」を基準にすると、いつまでも判断できないということです。水苔はスポンジと同じで、強く絞れば必ず水が出ます。

メーカーの言う「握って開いた時にふわっともどる程度」——つまり手を開いたときに、潰れたままか、ふわっと膨らむかで見るのが正解のようです。

ちなみに私の好みは、もう少し乾いた「おしぼりくらい」。ぎゅっと握っても水が出ないくらいです。今回はそこまでは乾いていない状態で先に進みました。

やってみてわかったこと:水は少なめから始めたほうがいい。
足りなければ足せますが、多すぎたら乾かすしか調整できません。メーカーがもう一つ挙げていた「霧をかける」方式のほうが、狙った状態に着地させやすいのかもしれません。ここは次回試します。

戻したらどうなった?【実測】

6時間後、それぞれの重さを量りました。カップの重さは差し引いています(TARE使用)。

戻したダイソーの水苔の重さは45g
ダイソー:45g
戻したスパグモスの重さは47g
スパグモス:47g

2gしか違いません。しかもこのはかりは最小表示1gなので、この差は誤差の範囲です。正直に書くなら「ほぼ同じだけ水を吸った」が結論です。

見た目のかさも、ほとんど変わりませんでした。

戻したダイソーとスパグモスを並べたところ
左がダイソー、右がスパグモス。同じカップで同じくらいのかさ

体積は測れませんでした

正直に書いておきます。戻したあとの体積(何mLになったか)は測れませんでした。適当な計量容器がなかったからです。
なので以下は重量とかさの見た目からの推定を含みます。

それでも「1袋あたり」は見えてきます

スパグモスのパッケージには「150g → 戻すと12L」と書かれています。今回、吸水量がほぼ同じだったので、ダイソーも同じくらい膨らむと考えるのが自然です。

それを前提に、1袋あたりで換算するとこうなります。

内容量価格1gあたり戻した量(推定)1Lあたり
ダイソー50g220円4.4円約4L約55円
スパグモス150g1,600円10.7円12L(公称)約133円

この記事の最初に「戻してみないと、どっちが得かわからない」と書きました。答えが出ました。
戻り倍率がほぼ同じなので、グラム単価の差がそのまま効きます。ダイソーは素直に2.4倍ほど安い、ということです。

水苔はジュエルオーキッドの用土として使っています。👇️

で、ダイソーの水苔は「あり」?

戻した水苔をみての私の答えは「あり」です。ただし、用途によります

ダイソーで十分だと思うところ

  • 戻る量がほぼ同じ。5g→45g(スパグモスは47g)で、差は誤差の範囲
  • 1gあたり4.4円。スパグモスの2.4倍ほど安い
  • 長さのある水苔もちゃんと入っている

正直ここまで差が少ないと予想していませんでした。
ただ、まだ実際に植物を育てていないので、なんとも言えないところではあります。

それでもスパグモスを選ぶ理由

  • 枝や葉の混入が少な
  • 繊維が白っぽく、毛足が多くてボリュームがある
  • Classic AAというグレード表記がある。品質が一定であることが期待できる
  • 「150g→12L」と戻り量が明記されている

私なりの使い分けはこうです。

マルチング、ハンギング、使い捨てるような使い方、たくさん使いたいとき → ダイソー
長く植えっぱなしにするランや、大事にしたい株 → スパグモス
ゴミの選別にひと手間かかるのを「面倒」と思うか「200円ならこんなもん」と思うかで、評価は変わると思います。

今回わかったのは「戻したときの量と質」までです。実際に植えてみて育つのか、カビないか、へたらないかは数か月かかります。そこは続編で確かめます。

ダイソーの水苔は店頭のみなので、リンクは貼れません。園芸コーナーにあります(販売元はプロトリーフ)。

今回比較に使ったSpangmossはこちら👇️

続編予告

戻した水苔ですが、いまのところすぐに使う予定がありません。けど、カビが生えないか?とかすぐにヘタらないかをみたいと思いますので、ちょっと実験をしたいと思います。

どんな実験かというと、「ダイソー水苔復活実験」です。

ジュエルオーキッドに使っている水苔(Spang)が復活したので、ダイソー水苔は復活するかもしれません。ただし、意図的に復活にさせたのではなく、勝手に復活してきたため、どういった条件で復活するのかわかっていませんので、そこも含めて実験できればいいなぁって考えています。

戻した水苔で苔テラリウムを作った記録はこちら👇

さいごに

まとめ
  • ダイソーの水苔はチリ産、スパグモスはニュージーランド産
  • 戻る量はほぼ同じ(5g→45g/47g)。安いから戻りが悪い、ということはなかった
  • 1gあたりの差がそのまま効く。ダイソーは約2.4倍おトク
  • ただし枝や葉の選別にひと手間かかる

正直、始める前は「安かろう悪かろうやろな」と思っていました。戻す量に関しては、その予想は外れました。

ただ、今回わかったのはここまでです。まだ宿題(実際に植えてみて育つのか、カビないか、へたらないか)が残っています。

どれも時間がかかるので、続編でやります。

ネットの情報を鵜呑みにせず、自分で試してみるのも観葉植物の楽しみ方のひとつです。200円ですし、気になったらぜひ。

ほなまた!

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